アフリカには奇病がたくさん?アフリカの奇病について知りましょう。
ナイジェリアで謎の奇病発生
アフリカのナイジェリアで謎の奇病が発生し、
ニュースになっています。
4月13日以降、ナイジェリアの南西部で
発症後24時間以内に死に至る謎の奇病が発生し、
ナイジェリアのオンド州の保健省長官によると、
4月18日の時点で23人が発症し18人が死亡しているとのことです。
この病気は発症すると、頭痛や体重減少、
かすみ目、意識消失などの症状が現れ、
24時間以内に死亡していますが、
現在のところウイルスや細菌などは
検出されていないとのことです。
新種の感染症かという噂もささやかれましたが、
WHO(世界保健機関)の発表によると、
除草剤が原因の農薬中毒ではないかとのことです。
ただ、地元で密造した酒が原因ではないかという説もあり、
まだ原因は特定されていません。
そして、原因が特定されていないということは、
現時点ではウイルスや細菌が検出されていなくても、
新種の感染症の可能性が
完全には排除されていないということですので、
今後もこのナイジェリアの奇病の動向を
追っていく必要があるでしょう。
アフリカの奇病=頷き病
アフリカの奇病は、
今回のナイジェリアの奇病だけではありません。
アフリカのウガンダやスーダン南部では、
頷き病という原因不明の奇病が広がっています。
頷き病とは小児のみに発症し、
何かを食べ始めたり寒さを感じたりすると、
頷きだすという病気です。
頷きは食べるのをやめたり、
寒さを感じなくなると止まりますので、
「頷く」という症状自体は、それほど深刻ではありません。
でも、頷き病が発症すると、
「頷く」という症状が現れるだけでないんです。
発症した子供の成長が完全にしかも永久にストップし、
心身に障害が出て、死に至ります。
この頷き病の怖いところは、原因不明であり、
治療法も確立されていないことです。
また致死率も判明しておらず、
回復例もあるとされていますが、詳細は不明です。
頷き病の原因は、生物兵器や化学兵器の影響、
農薬や汚染された食品の影響、
寄生虫の影響などいろいろな原因が推測されていますが、
解明には至っていません。
エボラ出血熱はどうなっている?
アフリカのナイジェリアと
ウガンダ・スーダンでの奇病をご紹介しましたが、
アフリカの病気で気になるのは、エボラ出血熱の動向ですよね。
2014年の2月に西アフリカで発生したエボラ出血熱は、
西アフリカだけに留まらず、
スペインやアメリカなど先進国でも二次感染が発生し、
全世界で大きな問題となりました。
2014年はエボラ出血熱の流行のニュースが
大きく取り上げられましたが、
2015年になってからはあまりエボラ出血熱のニュースを
聞かなくなりましたよね。
エボラ出血熱はもう終息したと思っている人も
多いのではないでしょうか?
現在、西アフリカのエボラ出血熱はまだ終息していません。
患者数は減少傾向にあるものの、
ギニア、リベリア、シエラリオネでは
まだ新たな患者が発生している状態です。
エボラ出血熱は感染力が非常に強いですので、
完全に終息しない限り、
またいつ患者数が爆発的に増えてもおかしくありません。
グローバル化が進んでいる現代では、
これらの奇病や感染症が「遠い国でのこと」と
他人事に思えない状況になっています。
いつ何時日本に入ってくるかわかりませんので、
正しい知識を身につけておきましょう。