イメージ画像

トリコモナス膣炎で不妊に?トリコモナス膣炎は2人で治療をすることが大切です!




トリコモナス膣炎とは?

161110-3

トリコモナス膣炎という病気を聞いたことがあるでしょうか?

トリコモナス膣炎は、性病の1つで性交によって感染します。

トリコモナス膣炎はトリコモナス原虫が膣に侵入し、
そこで炎症を起こすことで発症します。

トリコモナス膣炎になると、オリモノに変化が現れます。

トリコモナス膣炎になると、
オリモノは緑がかった黄色の膿のような
ドロっとしたオリモノになります。

さらに、細かい泡がオリモノの中に発生しますので、
オリモノを見ればすぐに
「トリコモナス膣炎に感染した」とわかるんです。

オリモノの変化以外には、
外陰部の強いかゆみや膣のかゆみ、性交時の痛みがあります。

さらに、トリコモナス原虫が尿道や肛門に侵入すると、
排尿痛や排便痛などの症状が起こるのです。

トリコモナス膣炎から不妊に?

130703-13

トリコモナス膣炎になったら、
すぐに治療をしなければいけません。

トリコモナス膣炎はオリモノに特徴的な症状が現れますので、
すぐに「あれ?」と気づくと思います。

また、先ほど説明したトリコモナス膣炎の症状を
あらかじめ知っておけば、「これ、もしかして、
トリコモナス膣炎じゃないの?」とすぐに分かるでしょう。

この時に、性病にかかったなんて恥ずかしいとか
病院に行くのが面倒くさいと思って、
きちんと治療せずに放っておくと、
将来的に不妊になる可能性があるのです。

オリモノに変化が現れた時点では、
まだ膣で炎症を起こしているだけです。

でも、その膣炎を放っておくと、
炎症の原因であるトリコモナス原虫は
さらにどんどん感染部位を広げていきます。

子宮頸部で炎症を起こし、子宮内部で炎症を起こし、
やがては卵管で炎症を起こすようになります。

子宮頸管炎や子宮内膜炎を起こすと、
不正出血や下腹部痛、発熱などの症状が出てくるのですが、
卵管で炎症を起こす卵管炎を発症すると、
不妊になる可能性があるんです。

卵管はとても細いのですが、
精子が卵子に向かって通る道であり、
受精卵が細胞分裂しながら子宮に向かう道なのです。

そこに炎症が起こると、どうなるでしょうか?

卵管は細いので、炎症が起こると癒着してしまうんです。

この癒着は炎症が治まった後でも続きます。

癒着が起こると、卵管が詰まったり、
さらに細くなったりしますので、
精子や受精卵が通れなくなり、不妊になってしまうのです。

トリコモナス膣炎はパートナーと一緒に治療を

cont05-1

トリコモナス膣炎を発症したら、不妊にならないように、
すぐに治療を始めなければいけません。

この時に重要なのは、
パートナーの男性と一緒に治療を始めることです。

女性1人だけが治療をしても、男性が治療をしなければ、
またすぐに再感染することになりますので、
意味がありません。

男性がトリコモナス原虫に感染しても、
自覚症状がほとんど出ないので、
治療に積極的でない人も多いのですが、
必ず男性も一緒に治療を始めてください。

トリコモナス膣炎は女性は婦人科ですが、
男性は泌尿器科です。

2人で一緒に治療を始めて、お互いに完治してから、
性生活を始めましょうね。





タグ



2016年11月10日 | カテゴリー:不妊症 性感染症

あわせて読みたい関連記事