この症状は糖尿病かも?糖尿病の初期症状4つを知っておきましょう!
糖尿病の初期症状=喉が渇く
糖尿病は一度発症すると、
一生上手に付き合っていく必要がある怖い病気です。
ただ、発症初期の段階で早めに治療を始めれば、
それほど苦労せずに
血糖値をコントロールすることができますので、
早めに糖尿病に気づくことが重要です。
逆に、初期症状に気づかずに、
悪化してから糖尿病の治療を始めると、
内服薬の服用やインスリン注射をしなければなりませんし、
腎不全や失明などの合併症のリスクも上がるのです。
糖尿病を初期に発見し、治療を始めるためにも、
糖尿病の初期症状を知っておきましょう。
糖尿病の初期症状の1つ目は、喉が渇くことです。
糖尿病になると、血液中の糖の濃度が高くなって、
ドロドロになります。
そうすると、体内の水分量は十分あるはずなのに、
脳が「糖の濃度が高くなっているから、
体が脱水になっている!」と勘違いしてしまうのです。
そうすると、脳は水分補給を促すためのシグナルを発しますので、
喉がかわいて、水をたくさん飲むようになるんです。
糖尿病の初期症状=トイレが近い
糖尿病の初期症状の2つ目は、トイレが近いことです。
糖尿病は血液中の糖分が増えますが、
過剰な糖分は尿と一緒に排出されます。
尿中に糖分が排出される時には、
水分も一緒に排泄されてしまうので、
尿量が増えて、トイレが近くなるのです。
また、先ほどご説明したように、血糖値が高いと喉が渇いて、
水をたくさん飲みますので、
尿量が増えてトイレが近くなります。
糖尿病になると、2つの理由でトイレが近くなるんですね。
糖尿病の初期症状=体重が落ちた
糖尿病の初期症状の3つ目は、体重の減少です。
ダイエットもしていないし、きちんと食べているのに、
体重が落ちたという人は、糖尿病かもしれません。
糖尿病になると、インスリンの分泌量が減ったり、
うまく働かなかったりすることで、糖が分解されません。
本来であれば、糖分は分解・代謝されることで、
エネルギーに変わるんです。
でも、糖尿病は糖がエネルギーになりにくいですので、
結果として体がエネルギー不足、
カロリー不足になってしまうので、
発症前と同じカロリーを摂取していても、
体重を維持できずに体重が落ちてしまうのです。
糖尿病の初期症状=疲れやすい
糖尿病の初期症状の4つ目は、疲れやすくなることです。
先ほどもお話したように、
糖尿病では糖がエネルギーに変わりにくいので、
エネルギー不足になります。
エネルギー不足になれば、当然疲れやすくなりますよね。
睡眠はきちんと取っているのに最近疲れが取れにくい、
いつもと運動量・活動量は変わっていないのに
すぐに疲れてしまうという人は、糖尿病を疑ってみましょう。
糖尿病は早期治療が重要です。
早めに治療を始めれば、軽めの食事療法と運動療法で、
血糖値をコントロールすることができるのです。
「喉が渇く」、「トイレが近い」、「体重が落ちた」、
「疲れやすくなった」、これらの症状に思い当たる人は、
一度医療機関を受診して、糖尿病の検査を受けましょう。