イメージ画像

糖尿病の悪化を防ぐ食事療法と運動療法のポイントは?悪化を防ぎましょう。




糖尿病は悪化させない治療が大切

160702-2

糖尿病は国民病とも言われるほど患者数が多く、
厚生労働省の患者調査によると、
糖尿病の患者数は316万6000人となっています。

糖尿病予備軍や強く疑われる人を加えると、
1000万人以上いると推計されています。

糖尿病は一度発症すると、完治することは難しく、
一生上手に付き合っていく必要があります。

そして、一生上手に付き合っていくためには早期に治療を開始して、
悪化させないことが重要になるんです。

悪化させてしまうと、
腎不全になって人工透析を導入しなければいけなくなります。

また、網膜症になって失明してしまうこともありますし、
神経障害で下肢を切断しなければいけないこともあります。

でも、悪化させずに上手に付き合えば、
このような合併症を引き起こすこともありませんし、
日常生活には支障がない範囲で
コントロールすることができるんです。

そして、糖尿病を悪化させないためには、
食事療法と運動療法が重要になります。

食事療法と運動療法でコントロールできれば、
薬物療法やインスリン療法を導入する必要がありません。

では、糖尿病を悪化させないための食事療法と
運動療法のポイントをご紹介します。

どちらも、今すぐ始められる簡単なものですよ!

食事療法のポイント

130530-4

糖尿病の人は、食事をする時にご飯などの炭水化物からではなく、
野菜類から食べるようにしましょう。

野菜類から食べることで、食物繊維を取り込み、
満腹感を得られるだけでなく、食物繊維によって、
血糖値の上昇を緩やかにできるのです。

炭水化物から食べてしまうと、
一気に血糖値が上昇してしまうのですが、
野菜から食べることでそれを抑制しますので、
食事療法ではまず野菜から食べることを守ってください。

また、早食いの人はゆっくり食べることを心がけてくださいね。

いくら野菜から食べても、
早食いでどんどん食べてしまっては、
野菜から食べた効果が薄れてしまいます。

野菜から食べる、
そしてゆっくり食べることを守るようにしましょう。

運動療法のポイント

cont35-7

次に、運動療法のポイントです。

運動療法で効果的に血糖値を下げるためには、
食後1時間以内に運動をすることです。

食後すぐに運動を始めることで、
食事で摂取した糖をすぐにエネルギーとして
使うことになりますので、
血糖値の上昇を抑えてくれるのです。

食後は一息ついてゆっくりしたいのもわかりますが、
食べたらウォーキングなどをする習慣をつけると、
激しい運動を長時間する必要がなく、
血糖値をコントロールすることができるんです。

運動の目安ですが、ウォーキングなら1日15~30分程度でOKです。

この程度なら、無理なく続けることができると思いませんか?

朝食後は通勤で一駅分歩けばOKですし、
昼食後は職場でのランチの後に職場近くを散歩してみましょう。

尿病は効果的な食事療法と運動療法で悪化を防ぐことができます。

初期段階で正しい食事療法と運動療法をしていれば、
その後の苦しい食事制限や運動をしなくて済むのです

糖尿病は予防が最も大切ですが、もし糖尿病と診断されたら、
その日から食事療法と運動療法を医師の指示に従って
始めるようにしましょうね。





タグ



2016年7月2日 | カテゴリー:生活習慣病

あわせて読みたい関連記事