大人でも夜尿症に?大人の夜尿症の原因3つ!何が原因なの・・?
大人でも夜尿症になる
夜尿症、つまりおねしょをするのは、
子どもだけだと思っていませんか?
実は大人もおねしょをすることがあるんです。
大人で夜尿症に悩む人は意外と多いんですよ。
正式な調査をしているわけではありませんので、
正確な数字はわかりませんが、
大人の0.5~1%は夜尿症に悩んでいると言われています。
0.5~1%というと100~200人に1人の割合になりますので、
意外と多いと思いませんか?
ですから、夜尿症に悩んでいる人は安心してください。
夜尿症の大人はあなただけはないんです。
だた、大人の夜尿症は子どもとは違う原因であることが多く、
改善すべきことですので、
夜尿症の原因と対策を知っておきましょう。
大人の夜尿症の原因=ストレス
大人の夜尿症の原因の1つ目は、ストレスです。
人間はストレスを感じると、交感神経が優位になります。
そのため、普段なら副交感神経が優位になって
リラックスすべき時間帯でも交感神経が
優位になったままになります。
就寝中は膀胱が日中よりも広がり、
日中の1.5倍くらいの尿が溜められるのですが、
寝ている時も交感神経が優位になっていると、
膀胱が緊張して広がらずに、
尿を溜められる量が少なくなるので、
おねしょをしてしまうのです。
また、ストレスを感じて交感神経が優位になると、
睡眠が浅くなります。
睡眠中は抗利尿ホルモンの分泌が増えて、
尿量が少なくなるのですが、
睡眠が浅いと抗利尿ホルモンが分泌されずに、
尿が多く作られますので、
おねしょをしてしまうこともあります。
大人の夜尿症の原因=就寝前の水分摂取
大人の夜尿症の原因の2つ目は、生活習慣です。
たとえばアルコールをたくさん飲んで寝る習慣がある人は、
おねしょをしやすくなります。
アルコールは一時的に脳を麻痺させて、
アルコールの力で強制的に深い眠りにつくことになります。
でも、アルコールをたくさん飲んでいるので、
体内には水分が過剰にある状態ですし、
アルコールには利尿作用があります。
つまり、深い眠りについているのに、
体内では尿がドンドン作られているので、
短時間で膀胱が満タンになり、
しかもアルコールのせいで尿意に気づきにくくなっているので、
おねしょをしてしまうことがあるのです。
その他、アルコールでなくても就寝前に水分を多量に飲む、
特に利尿作用のある濃いコーヒーを飲んだりすると、
おねしょをするリスクが高くなります。
大人の夜尿症の原因=病気
大人の夜尿症の原因の3つ目は病気です。
病気が原因で夜尿症になることもあるのです。
夜尿症を引き起こす病気の1つ目は睡眠時無呼吸症候群です。
睡眠時無呼吸症候群になると、睡眠が浅くありますので、
抗利尿ホルモンの分泌が少なくなり、
おねしょをするリスクが上がります。
また、脳腫瘍でもおねしょをすることがあります。
抗利尿ホルモンは脳下垂体から分泌されますが、
この部分に脳腫瘍ができて圧迫されると、
抗利尿ホルモンがきちんと分泌されずに尿崩症となり、
夜間の尿量が増えてしまうんです。
また、腎臓が障害を受ける事でも尿崩症になり、
尿量が増えることもあります。
糖尿病でも尿量が増えますので、
夜尿症になるリスクは上がりますね。
ストレスが原因の場合は、
ストレスの原因となるものを根本から解決したり、
ストレスを発散することで夜尿症は治ります。
また、アルコール等の水分摂取による場合は、寝酒を辞めたり、
就寝前の水分摂取はほどほどにしておけばOKです。
でも、病気による夜尿症の場合は、
きちんとした治療をしないと治りません。
もし、特にストレスを感じていないし、
寝る前にアルコールや水分を取っていないという場合は、
早めに医療機関を受診すると良いでしょう。
もし、どんな病気が原因で
夜尿症になっているのかが分からないときは、
まずは泌尿器科を受診して検査を受けると良いでしょう。