イメージ画像

乳腺炎はなぜ起こるのか?乳腺炎の予防や治療法を知りましょう。




授乳中は乳腺炎に要注意!

160915-2

授乳中の女性は乳腺炎に注意しなければいけません。

乳腺炎とは、乳腺に何らかの原因で
炎症が起こってしまう病気です。

乳腺炎になると、乳房の痛みやしこり、
張り、発熱などの症状が起こります。

乳腺炎にはうっ滞性乳腺炎と
化膿性乳腺炎の2種類があります。

うっ滞性乳腺炎は母乳の出口が詰まってしまったり、
赤ちゃんの母乳を飲む量が少なかった場合、
乳房内に母乳が溜まってしまいますので、
炎症を起こしてしまうのです。

化膿性乳腺炎は乳腺内に細菌が侵入したことが原因
炎症を起こすタイプの乳腺炎です。

最近が乳腺内に侵入する原因は、
赤ちゃんの歯であることが多いんです。

赤ちゃんの歯が生えてくると、
お母さんの乳首に歯で小さな傷をつけてしまうことがあり、
そこから細菌が入ってしまうのです。

化膿性乳腺炎はうっ滞性乳腺炎を起こしていて、
さらに細菌が侵入して発症するケースが多くなっています。

乳腺炎を予防するには?

130830-4

乳腺炎を予防するにはどうしたら良いのでしょうか?

乳腺炎にならないためには、赤ちゃんにしっかりと、
母乳を飲んでもらう必要があります。

また、授乳後にまだ胸が張っていると感じたら、搾乳して、
乳房内に母乳を残さないようにしておきましょう。

そして、授乳中は食事も大切です。

授乳期の女性は、
和食のあっさりとした食事を摂るようにしましょう。

脂っこい食事をしていると、
母乳の中の脂肪分が多くなりますので、
詰まりやすくなってしまうのです。

そのため、授乳中はあっさりとした和食中心の食事を取り、
クリームたっぷりのようなデザート類は
控えめにすると良いでしょう。

乳腺炎になってしまったら?

160915-3

乳腺炎の予防を心がけていても、
乳腺炎になってしまうこともあります。

乳腺炎になってしまったら、どうすれば良いのでしょうか?

うっ滞性乳腺炎の場合は、自分で搾乳をしてみましょう。

乳房内に残っている母乳をしっかり出し切ると、
驚くほどスッキリして、
痛みがなくなることが多いんです。

また、自分で搾乳できない時は、
産科や助産院などで助産師さんに
おっぱいマッサージしてもらってから、
搾乳をすると、うっ滞性乳腺炎に効果的です。

うっ滞性乳腺炎は、冷やすのも良いでしょう。

冷シップなどで乳房を冷やすと、
炎症が軽減しますので、症状が軽くなるんです。

もし、化膿性乳腺炎になってしまったら、
早めに産婦人科や乳腺外科を受診してください。

抗生剤を服用すると、ほとんどの乳腺炎は治りますが、
抗生剤を飲んでもなかなか治らない場合は、
切開して膿を出してしまうという治療を行うこともあります。

また、乳腺炎は基本的に授乳中の女性が発症しますが、
授乳中ではなくても、乳房内に細菌が入り込んだ場合、
乳腺炎になることもありますので、乳房の痛みを感じたら、
早めに医療機関を受診してくださいね。





タグ



2016年9月15日 | カテゴリー:女性の病気 妊娠・出産

あわせて読みたい関連記事