トリコモナス膣炎で不妊に?トリコモナス膣炎は2人で治療をすることが大切です!
トリコモナス膣炎とは?
トリコモナス膣炎という病気を聞いたことがあるでしょうか?
トリコモナス膣炎は、性病の1つで性交によって感染します。
トリコモナス膣炎はトリコモナス原虫が膣に侵入し、
そこで炎症を起こすことで発症します。
トリコモナス膣炎になると、オリモノに変化が現れます。
トリコモナス膣炎になると、
オリモノは緑がかった黄色の膿のような
ドロっとしたオリモノになります。
さらに、細かい泡がオリモノの中に発生しますので、
オリモノを見ればすぐに
「トリコモナス膣炎に感染した」とわかるんです。
オリモノの変化以外には、
外陰部の強いかゆみや膣のかゆみ、性交時の痛みがあります。
さらに、トリコモナス原虫が尿道や肛門に侵入すると、
排尿痛や排便痛などの症状が起こるのです。
トリコモナス膣炎から不妊に?
トリコモナス膣炎になったら、
すぐに治療をしなければいけません。
トリコモナス膣炎はオリモノに特徴的な症状が現れますので、
すぐに「あれ?」と気づくと思います。
また、先ほど説明したトリコモナス膣炎の症状を
あらかじめ知っておけば、「これ、もしかして、
トリコモナス膣炎じゃないの?」とすぐに分かるでしょう。
この時に、性病にかかったなんて恥ずかしいとか
病院に行くのが面倒くさいと思って、
きちんと治療せずに放っておくと、
将来的に不妊になる可能性があるのです。
オリモノに変化が現れた時点では、
まだ膣で炎症を起こしているだけです。
でも、その膣炎を放っておくと、
炎症の原因であるトリコモナス原虫は
さらにどんどん感染部位を広げていきます。
子宮頸部で炎症を起こし、子宮内部で炎症を起こし、
やがては卵管で炎症を起こすようになります。
子宮頸管炎や子宮内膜炎を起こすと、
不正出血や下腹部痛、発熱などの症状が出てくるのですが、
卵管で炎症を起こす卵管炎を発症すると、
不妊になる可能性があるんです。
卵管はとても細いのですが、
精子が卵子に向かって通る道であり、
受精卵が細胞分裂しながら子宮に向かう道なのです。
そこに炎症が起こると、どうなるでしょうか?
卵管は細いので、炎症が起こると癒着してしまうんです。
この癒着は炎症が治まった後でも続きます。
癒着が起こると、卵管が詰まったり、
さらに細くなったりしますので、
精子や受精卵が通れなくなり、不妊になってしまうのです。
トリコモナス膣炎はパートナーと一緒に治療を
トリコモナス膣炎を発症したら、不妊にならないように、
すぐに治療を始めなければいけません。
この時に重要なのは、
パートナーの男性と一緒に治療を始めることです。
女性1人だけが治療をしても、男性が治療をしなければ、
またすぐに再感染することになりますので、
意味がありません。
男性がトリコモナス原虫に感染しても、
自覚症状がほとんど出ないので、
治療に積極的でない人も多いのですが、
必ず男性も一緒に治療を始めてください。
トリコモナス膣炎は女性は婦人科ですが、
男性は泌尿器科です。
2人で一緒に治療を始めて、お互いに完治してから、
性生活を始めましょうね。