HIVよりも怖い?性感染症のスーパー淋病が拡大中。感染後は数日間のうちに死に至ることも。
日本発?スーパー淋病とは
スーパー淋病という言葉を聞いたことがありますか?
スーパー淋病とは、2008年に日本と韓国の風俗店店員
から見つかった淋病の変異株のことです。
WHOもこのスーパー淋病が世界に拡大していると
警告を出しています。
2008年に日本と韓国でスーパー淋病が発見された後、
オーストラリアやフランス、ノルウェー、
スウェーデン、アメリカ、イギリスで
スーパー淋病が次々に報告され、つい先日には
ハワイでもスーパー淋病が2症例が報告されました。
淋病とスーパー淋病の違いとは
淋病は、性感染症です。
スーパー淋病は淋病の変異株ですので、
淋病と同じ性感染症になります。
では、従来の淋病とスーパー淋病は、
何が違うのでしょう?
従来の淋病は、セファロスポリン系の抗生物質で
治療でき、性感染症の中でも治療期間が短く、
それほど恐れられていない病気でした。
しかし、スーパー淋病は、淋病に効果のある
セファロスポリン系の抗生物質だけでなく、
全ての抗生物質に耐性を持っているのです。
つまり、現在使われている
全ての抗生物質が効かず、
治療の手立てがないということなんです。
WHOによると、この抗生物質に耐性を持つ
淋病患者は、既に全世界に数百万人もいるそうです。
HIVよりも恐ろしい?
現在のところ、治療の手立てがない
スーパー淋病ですが、スーパー淋病は
HIVよりも恐ろしい感染症とも言われています。
その理由として、
HIVは治療の研究は薬剤の開発が進み、
現在では早期に発見し、治療を開始すれば、
一生発症せずに済むという段階まできています。
しかし、スーパー淋病は、スーパー淋病に効く
新種の抗生物質が開発されないことには、
治療の手立てがありませんし、
感染力はHIVよりも強力です。
しかも、アメリカの医師によると、
感染者は数日のうちに膿毒症を引き起こして
死亡する可能性があるそうです。
スーパー淋病から身を守るには
現在は治療法がなく、感染後は数日間のうちに
死に至ることもあるスーパー淋病から身を守るには、
どうしたら良いのでしょう?
スーパー淋病は、性感染症ですので、
不特定多数の人と性交渉をしないことが
一番の予防法です。
スーパー淋病が最初に発見されたのも、
風俗店でした。
つまり、風俗店を利用したり、不特定多数の人と
性交渉をすると、スーパー淋病にかかる可能性が
高くなります。
しかも、HIVよりも感染力が強いので、
感染の危険性は高いといえるでしょう。
新規のHIVの感染者が増加している国は、
先進国の中では日本だけです。
その理由として、
若者を中心とした性の乱れがあります。
自分の身を守るためにも、
配偶者や将来のパートナーを守るためにも、
「性」への考え方をもう一度見直してみませんか?