ダイエットに、冷え予防に、アンチエイジングに。「ゴボウ茶」が本当にいいらしい。
20歳若く見える!?で話題のゴボウ茶
俳優の堺雅人さんが、実年齢38歳(当時)にして
18歳の役を演じるにあたり、
1年間飲み続けたと言う『ゴボウ茶』。
まさか、そこまで若返りはしないでしょうが、
女性誌などでも頻繁に取り上げられる人気の健康茶です。
以前から細々と商品化されていたのですが、
爆発的にヒットしたのは2012年のこと。
テレビでおなじみの南雲吉則医師が、自らの体験記として
ゴボウ茶を紹介したのがきっかけでした。
確かにこの先生、
1955年生まれだというのに30代にしか見えません。
このような“生きた証拠”のような人達に
体験を語られたら、思わず試してみたくなりますよね。
皮にも豊富に含まれる有効成分
ゴボウは昔から、お通じによいと言われていました。
ゴボウに豊富に含まれる、
水溶性食物繊維の一種であるイヌリンは、
腸内で善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えます。
また、人間はイヌリンを分解する酵素を持っていないため
ほとんどそのまま排出されます。
その際、腸内の水分を吸収して一緒に排出するので、
むくみや冷えを予防します。
そればかりではなく、糖質の吸収を緩やかにする働きが
あるので、糖尿病予防やダイエットにも役立つと言われています。
ゴボウのもう一つの重要な成分は、
サポニンというポリフェノールです。
いわゆる「アク」と呼ばれる成分で、皮に多く含まれます。
強力な抗酸化作用で体内の錆つきを防ぎ、
細胞の再生を活性化させたり、腸内の悪玉コレステロールを分解し
血管の壁に付着するコレステロールも除去するなど、
成人病予防や老化防止に有効な多くの働きを持つ
良質のポリフェノールです。
手づくりゴボウ茶で成分丸ごと吸収!
ゴボウ茶は、ほうじ茶のような色と香ばしさに、
ふんわりとゴボウの香りがする、飲みやすい優しいお茶です。
多くのメーカーから商品化されていますが、
南雲医師の愛飲しているのは自家製だそうです。
国産ゴボウをタワシで洗ってピーラーで皮ごとささがきにし、
流水でさっと洗います。
それをザルや新聞紙に広げて天火で数時間乾かしたものを、
テフロン加工などの焦げ付かないフライパンで、
乾煎りすること10分。
急須でお好みの濃さに淹れればOKです。
ゴボウのサポニンは、先に述べたとおり、「アク」ですので
えぐみや渋みがあり、生で摂取するのには向きません。
腹痛や下痢を起こすこともあります。
しかしこれは、完全乾燥させることで解消されますので、
少々手はかかりますが、この手順をしっかり守ってくださいね。