間違ったダイエットが糖尿病を招く?正しいダイエット法を実践して、痩せないと危険です。
糖尿病=中高年の病気?
糖尿病は、生活習慣病の代表格と言える病気です。
糖尿病は、血液中の糖分が過剰な状態が続いている病気で
「のどが渇く」、「トイレが近くなる」などの自覚症状を
放っておくと、病状は進み、深刻な合併症を引き起こします。
糖尿病の合併症には、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、
糖尿病性神経障害の3つがあります。
腎不全により一生、血液透析が必要になったり、
失明を余儀なくされたり、
下肢を切断しなくてはいけない状況になるなど、
深刻な事態になるのです。
このように恐ろしい糖尿病ですが、糖尿病というと
中高年だけの病気だと思っていませんか?
確かに、糖尿病の発症は40代以降が多いのですが、
最近は若い女性の中で、糖尿病予備軍が増えているんです。
間違ったダイエットは健康に悪い?
若い女性の中で、糖尿病予備軍が増えている理由には、
間違ったダイエット方法をしている人が多いことが挙げられます。
若い女性で、ダイエットを全くしたことがないという人は、
ほとんどいないと思います。
そのくらい女性の間ではダイエットをすることは、
ごく普通のことなんです。
ダイエットをすると痩せるのだから、健康になって、
生活習慣病予防にも良いのではないかと思うかもしれませんが
それは正しいダイエットをして適正体重になった時のことです。
間違ったダイエット方法を行うと、
身体に悪影響を及ぼすこともあるのです。
間違ったダイエットが糖尿病を招く理由
ダイエットしていると、「食べたいものを食べられない」、
「甘いものが食べたい」というストレスが付き物です。
このストレスを解消するために、食事の代わりにケーキや
スイーツを食べたり、食事回数を減らして1回の食事で
好きなものを食べるというダイエットをしている人は危険です。
確かに、摂取カロリーを減らせば、体重は落ちますが、
このようなダイエットをしていると、血糖値は急上昇、
急降下を繰り返すことになります。
血糖値が急激に上昇すると、すい臓からインスリンが
多量に分泌されて、血糖値を下げようとします。
このことが繰り返されると、インスリンの働きが悪くなり
血糖値が高い状態が続くようになり、
糖尿病になってしまうのです。
つまり、食事の代わりに甘いものを食べたり、
食事回数を減らして1回の食事量を増やしたりすると、
糖尿病になりやすいのです。
正しいダイエット法を実践しよう
せっかくダイエットするなら、
正しいダイエット法で痩せるようにしましょう。
正しいダイエット法とは、適度な運動をし、
カロリーコントロールされた
栄養のバランスの良い食事を1日3回食べることです。
もっと手軽な方法でダイエットしたいと思うかもしれませんが
リバウンドのことや身体への影響を考えると、
やはり運動と食事制限を取り入れた方法が一番です。
ダイエットをして、糖尿病になってしまったら、
さらに厳しい食事制限が待っています。
若いからといって油断せず、若い頃から正しい食習慣
運動習慣を身につけるようにしましょう。