青魚は、恐怖を緩和させる効果がある!青魚を食べて健康になりましょう
栄養豊富な青魚
青魚と呼ばれる魚は、
いわゆる「背が青い魚」のことですが、イワシやアジ、
サバ、サンマなどがあります。
どれも、日常的に食べる魚ですよね。
この青魚は、栄養豊富なことで知られています。
魚特有のDHAやEPAはもちろんですが、
ビタミンB群やビタミンD、鉄分やカルシウム、
リンなどのミネラル分やタウリンなどが
含まれています。
また、必須アミノ酸も含まれていますので、
青魚は健康維持に欠かせない食材のひとつと言えるでしょう。
青魚を食べると恐怖半減?
国立精神・神経医療研究センターの関口室長らの
研究チームによると、DHAなどの「オメガ3系脂肪酸」が
多く含まれる食事を取ると、
恐怖や苦痛の記憶を緩和させる傾向があることが、
マウスを使った実験でわかりました。
この実験は、DHAなどのオメガ3系脂肪酸と
植物油に含まれるオメガ6系脂肪酸の含有量の割合を
変えたエサをマウスに与え、
電気ショックをマウスに与えて、
再び動き出すまでの時間を比較したもので、
オメガ3系脂肪酸が多い食事を与えたマウスのほうが、
再び動き出すまでの時間短かったという結果が
得られたそうです。
研究チームは、
「オメガ3系脂肪酸を多く食べることで、
不安障害の発症を抑えられるかもしれない」としています。
現代はストレス社会で、不安神経症やパニック障害などの
不安障害が増えていますので、不安障害の予防や治療に
青魚が貢献する日も近いかもしれませんね。
生活習慣病にも青魚パワー
青魚は、DHAとEPAが含まれています。
DHAは脳に入り込み、脳神経を活発化させる効果が
ありますので、認知症予防や記憶力低下の予防が期待できます。
EPAには、血液をサラサラにする効果があります。
血液がドロドロになると、
血の塊である血栓ができやすくなりますよね。
血栓ができると、
心筋梗塞や脳梗塞を発症しやすくなりますので、
EPAには心筋梗塞や脳梗塞を予防する効果があるのです。
また、EPAには中性脂肪を低下させる作用もありますので
血液中の中性脂肪を低下させることにより、
動脈硬化予防の効果もあります。
青魚に含まれる必須アミノ酸には、
ヒスチジンがありますが、
このヒスチジンを肥満のマウスに与えると、
食べる量が減り、体重が減少した
という実験がありますので、
青魚は肥満防止にも役立つのです。
青魚には、認知症予防、血液サラサラ効果、
動脈硬化予防、肥満予防がありますので、
生活習慣病予防には欠かすことのできない
食材のひとつと言えるでしょう。
手頃な値段で購入でき、
調理法もたくさんありますので、
イワシやアジ、サバなどの青魚を積極的に
食べるようにしましょう。