イメージ画像

コンタクトレンズで失明する可能性も!角膜潰瘍について知りましょう。




角膜潰瘍とは?

160813-2

角膜潰瘍とは、
私たちの眼の表面を覆っている透明で薄い膜である角膜に、
灰白色の濁りができる病気です。

この灰白色の濁りが潰瘍なのです。

角膜潰瘍は眼の表面に濁った潰瘍ができる病気ですから、
角膜潰瘍になると当然ながら眼が見えにくくなります。

具体的には、視力低下や目の充血が起こり、
痛みが起こり、涙が出やすくなります。

さらに、まぶたが腫れることもあるんです。

この状態を放っておくと、
さらに症状は悪化して痛みが強くなり、視力低下が進んで、
失明してしまうこともありますから、
角膜潰瘍はとても恐ろしい病気なのです。

角膜潰瘍の原因は?

160813-3

失明に至ることもある角膜潰瘍は、
どんな原因で起こるのでしょうか?

角膜潰瘍は細菌感染による感染性の角膜潰瘍と、
細菌以外の原因による非感染性の角膜潰瘍
2つに分けられます。

感染性の角膜潰瘍は、
健康で正常な角膜では角膜潰瘍は起こりません。

角膜が何らかの原因で傷ついていたり、抵抗力落ちていたり、
表面が炎症を起こしてただれていたりすると、
角膜から細菌が侵入して炎症を起こし、潰瘍を作るのです。

非感染性の角膜潰瘍は、
自己免疫に異常が生じて起こることが多く、
ブドウ球菌に対するアレルギー反応が起こって
角膜に潰瘍が作られたり、
膠原病が原因となって潰瘍ができることもあります。

さらには、
ストレスが原因で角膜潰瘍ができることがありますので、
ストレスが溜まってるなぁと感じている人は、
「最近、眼が見えにくいかも」は「痛みがある」という人は、
早めに眼科を受診してください。

コンタクトレンズをしている人は要注意

160403-3

角膜潰瘍の原因は感染性と
非感染性の2つがあるとお話ししましたが、
感染性の場合は角膜に傷がつくことで、
そこから細菌が侵入することが原因になりますが、
角膜に傷がつくのは、どんな場合なのでしょう?

眼にゴミが入って強くこすってしまったり、
眼に木の枝などが刺さってしまったりすることで、
角膜に傷がつくこともありますが、
角膜に傷がつくもっとも多い原因は、
コンタクトレンズの誤装着です。

コンタクトレンズは、正しく使っていれば、
角膜に傷がつくリスクはそこまで高くありません。

でも、コンタクトレンズをつけたまま寝てしまったり、
きちんと洗浄・消毒しなかったり、
使用期限を守らなかったりすると、
角膜に傷がついてしまうのです。

角膜潰瘍は早期治療を行わないと、
どんどん症状が進行して、失明してしまいます。

失明してしまうと、
治療しても視力を戻すことはできませんので、
少しでも「見えにくい」と感じたら、
できるだけ早く眼科を受診しましょう。

そして、コンタクトレンズを使っている人は、
正しい使い方をして角膜に傷をつけないことが重要ですし、
眼科を定期受診して、
角膜に傷がついていないかをチェックするようにしましょう。





タグ



2016年8月16日 | カテゴリー:目・耳・鼻

あわせて読みたい関連記事