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慢性的な下痢や便秘を繰り返す人は、過敏性腸症候群かもしれません。




過敏性腸症候群とは?

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通勤や通学の途中やストレスを感じると、
突然お腹の調子が悪くなることはありませんか?

また、下痢と便秘を繰り返している
という人も多いでしょう。

このような症状に覚えのある人は、
過敏性腸症候群かも知れません。

過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome=IBS)
とは、検査では潰瘍や炎症など
明らかな異常や病変が認められないにもかかわらず、
下痢や便秘、腹部の不快感、
腹痛などが慢性的に続く病気のことです。

過敏性腸症候群は、腸自体には問題はなく
ストレスや不安など精神的な問題が引き金になったり、
自律神経の乱れや不規則な生活、
暴飲暴食などが原因と考えられています。

また、最近では過敏性腸症候群は、
セロトニンが関係しているのではないかと言われていて、
ストレスを感じることで腸にセロトニンが分泌され、
その影響で腸の蠕動運動に異常が生じるのではないか
という研究が進められています。

過敏性腸症候群の症状と治療

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過敏性腸症候群は、
下痢型、便秘型、交代型の3つに分類できます。

下痢型は、突然便意を感じ、下痢が襲ってきます。

下痢は突然襲ってくるため、
通勤や通学、外出が困難になることもあり
そのストレスや不安が症状を悪化させることもあります。

便秘型は、しつこく頑固な便秘が特徴で、
硬くコロコロとした便になります。

下痢型は男性に多く、
便秘型は女性に多いという傾向があります。

交代型は、
下痢と便秘を慢性的に繰り返すタイプです。

過敏性腸症候群は、原因が不明瞭な点が多く、
精神的な面や日常生活習慣に関わる部分も多いので、
完治が難しい病気です。

治療法は、日常生活習慣の改善指導や精神科での
心理療法などが主なものですが、
場合によっては、漢方薬を用いることもあります。

日常生活習慣の改善は、規則正しい生活を送ること、
暴飲暴食は避けること、睡眠は十分に取り、
疲労を溜めないこと、
アルコールや喫煙は控えめにすること等があります。

お腹の調子を悪くする食べ物

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過敏性腸症候群は、根本的な治療法がないため、
日頃の食生活から気をつけていきたいものです。

アメリカの健康情報サイトが紹介した
過敏性腸症候群の人が避けるべき食品をご紹介します。

まずは、ファーストフードやピザ、
フライドポテトなどです。

これらは、脂分を多量に含んでいますので、
腸に余計な負担をかけてしまいます。

また、辛い食べ物も避けましょう。

唐辛子などの刺激物は、腸を刺激して、
過敏性腸症候群を悪化させてしまいます。

そのほか、アルコールやコーヒー、
紅茶などのカフェイン飲料、牛乳やチーズなどの乳製品、
アイスクリームなどの冷たい食べ物、
豆類も下痢を起こしやすく、
過敏性腸症候群には不向きな食品です。

日本人の5~10人に1人が悩んでいる
と言われている過敏性腸症候群は、
規則正しい日常生活と腸に負担をかけない食生活
改善していきましょう。





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2013年8月28日 | カテゴリー:健康全般

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