イメージ画像

親指を動かすと痛みがある、それはドケルバン病かもしれません。




ドケルバン病とは?

a man has pain in his thumb

親指を動かすと痛みを感じるという人はいませんか?

もしかしたら、それはドケルバン病かもしれません。

病名だけ聞くと、
なんとなく難病を思い浮ベル人もいると思いますが、
ドケルバン病とは、
手の親指を動かす筋肉の短母指伸筋腱と長母指外転筋腱が、
手首の背側にある腱鞘(トンネルのような部分)で
炎症を起こす病気です。

炎症が起こることで、親指の動きがスムーズにできなくなり、
親指を動かすと痛みを感じます。

また、手首の親指側に腫れや痛みが現れます。

重症化すると、関節が変形することもあります。

このドケルバン病の原因は、親指の使いすぎです。

親指を使いすぎることで、過剰な負荷がかかり、
腱鞘の壁が厚く変化したり、腱の表面が傷みます。

これが刺激となって、さらに腱鞘が肥厚する、
腱が傷むようになる等の悪循環をもたらします。

ドケルバン病は、昔から育児中の女性に多い病気でした。

赤ちゃんを抱っこするときには、
お尻を手のひらで支えるようにして抱っこしますが、
その際に親指が突っ張っていることが多く、
長期間にわたり何度も抱っこしていることで、
親指から手首へつながる腱に過度な負担がかかり、
ドケルバン病になるのです。

男性や若い世代に急増中

130625-4

でも、最近はサラリーマンや10~20代の若い世代で、
ドケルバン病になる人が増えています。

その原因は、スマホやパソコンの使いすぎです。

スマホを使うとき、片方の手で持って、
もう片方の手で操作しますか?

それとも、スマホを持っている手の親指で操作しますか?

スマホを持つ手と捜査する手が同じという人は、
ドケルバン病予備軍と言えるでしょう。

スマホを長時間操作していると、
思った以上に親指を動かしているものです。

また、デスクワークでパソコンのマウスやキーボードを
操作することが多い人も、知らないうちに
親指に負担がかかっている可能性がありますので要注意です。

さらに、お箸やペンを
正しく持てない人もドケルバン病予備軍です。

正しく持っていれば、親指にそれほど負担はかからないのですが
親指を突っ張らせるような持ち方をしている人は
注意したほうが良いでしょう。

一度、ご自分のお箸やペンの持ち方をチェックしてみてください。

ドケルバン病のチェックと治療法

140516-2

ドケルバン病かどうかのチェックは、簡単にできます。

まず、肘を伸ばして、親指が上・小指が下に来るようにして、
親指を中に入れて手を握ります。

その手をそのまま小指側(下側)に倒してみましょう。

この時に、痛みを感じるようであれば、
ドケルバン病の可能性がありますので、
医療機関を受診したほうが良いでしょう。

ドケルバン病の治療法は、やはり安静にして
親指をできるだけ使わないようにすることが最も大切です。

「できるだけ使わないように」といっても、
日常生活を送っていると、
親指は無意識に動かしてしまう部分ですので、
テーピングやサポーターを用いたり、
場合によっては副木を当てて固定することもあります。

安静にしたり、
ステロイド注射をしても痛みが改善しない場合は、
腱鞘切開手術が必要になることもありますので、
ドケルバン病の疑いがある時は、
早い段階で親指の安静を保ち、
重症化しないように注意しましょう。





タグ



2014年5月16日 | カテゴリー:手・足

あわせて読みたい関連記事