超短時間の睡眠「マイクロスリープ」で睡眠不足を改善しましょう。
マイクロスリープとは?
「マイクロスリープ」って聞いたことがありますか?
マイクロスリープとは、
数分の1秒から数十秒程度の超短時間の睡眠のことです。
ほんの一瞬だけ眠りに落ちる状態です。
授業中や仕事中に眠気と戦っていて、一瞬意識を失い、
ビクッとなって目が覚めたという経験はありませんか?
あれが、マイクロスリープです。
マイクロスリープの原因は、睡眠不足や慢性疲労、
睡眠時無呼吸症候群や抑うつ状態が多いとされています。
睡眠不足はもちろんですが、
睡眠時無呼吸症候群や抑うつ状態は睡眠障害の原因ですし、
慢性疲労も睡眠が足りていない状態ですので、
脳が睡眠を欲しているのです。
脳が「睡眠が足りていない。
もっと休まなければならない。」と判断して、
疲れを取るために一瞬だけ眠りに落ちるというわけです。
マイクロスリープには疲労回復効果が!
一瞬だけの超短時間睡眠であるマイクロスリープには、
疲労回復効果があるんです。
仕事中や授業中に一瞬意識が飛んでしまった後、
意外なほどに頭がスッキリしていたと
いう経験がある人も多いと思います。
一瞬だけでも脳を休ませることで、
脳の疲労は回復するからなんです。
不眠のギネス記録に挑んだ人は、
このマイクロスリープをうまく利用したとされていますし、
短時間睡眠で有名なナポレオンは
居眠りの達人と言われていましたので、
おそらくマイクロスリープを意図的に使っていたと思われます。
「仕事が忙しくて、睡眠不足になってしまう」、
「受験勉強で寝る時間が惜しい」という人は、
マイクロスリープを意図的にうまく使うことで、睡眠不足が改善し、
仕事や勉強の効率を上げられるかもしれません。
マイクロスリープをうまく使うには?
マイクロスリープを利用したいという人は、
慢性の睡眠不足に陥っている人が多いと思います。
そのため、気を抜くと本当に眠り込んでしまうため、
マイクロスリープを取るなら、
ベッドやソファーに横になるのではなく、
椅子に腰掛けて眼を閉じるようにしましょう。
このときに使う椅子は、
背もたれや肘掛けがあるものを選んでくださいね。
そうしないと、一瞬眠りに落ちた時に、
椅子から転げ落ちてしまう危険があります。
また、眼を閉じる前に「3分後に起きる」など
起きる時間を強く意識しておきましょう。
そうすると、本格的に眠りにつくことなく、
その時間に起きられる可能性が高くなります。
マイクロスリープを上手に使えば、
睡眠時間の短縮につながりますが、
マイクロスリープに頼りすぎてしまうのは危険です。
無意識に眠りに落ちるのが、
安全な場所であれば問題ないのですが、
車の運転中に眠りに落ちてしまったら事故の原因となります。
できるだけ普段の睡眠の質を上げて睡眠不足にならないようにし、
どうしても睡眠が足りない時だけ
マイクロスリープに頼るようにすると良いでしょう。