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子宮頸がんワクチンの副作用は免疫系の遺伝子が関係している・・?




子宮頸がんの予防法はワクチン

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子宮頸がんは、子宮の出口付近の子宮頸部にできるがんで、
胃がんや肺がんなどのように生活習慣と
密接な関係があるわけではなく、
ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが原因のがんです。

子宮頸がんの患者の90%以上で
ヒトパピローマウイルスが見つかっていて、
性行為によって感染し、近年は20~30代の若い世代の発症率が
大幅にアップしているがんなんです。

この子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルスですので、
ワクチンで予防することができます。

子宮頸がんの予防ワクチンは、
欧米の先進国ではすでにワクチン接種を推奨していたり、
接種費用を無料化しているところも多いんです。

ただ、子宮頸がんワクチンを接種すれば、
100%子宮頸がんを予防できると言うわけではありません。

ワクチンで予防できるのは約60%、
そして、ワクチンの有効期間は最長で9年とされています。

子宮頸がんワクチンの現状

予防接種

子宮頸がんワクチンは日本でも
2013年4月に定期接種となりましたが、
定期接種後に重篤な副反応が多数報告されていて、
2013年6月には定期接種は取り消されています。

以前から欧米でもアナフィラキシーショックや
ギランバレー症候群などの
重篤な副作用が報告されていましたが、
日本で多く報告されたのは全身の慢性疼痛や歩行障害、
けいれん、記憶力の低下などです。

慢性疼痛や歩行障害、記憶力低下などの副作用は、
接種時の痛みによる心身反応が原因とか
神経免疫異常症候群ではないかなど、
いろいろな原因が推測されていますが、まだ解明されておらず、
子宮頸がんワクチンの安全性には疑問が残る状態です。

副作用の原因は免疫系の遺伝子?

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子宮頸がんワクチンの副作用の原因はわかっていませんが、
厚生労働省研究班の調査によると、
体内の免疫システムに関わる特定の遺伝子が
副作用の症状の出やすさに
関連している可能性があることがわかりました。

今回の調査で子宮頸がんワクチンの
副作用が出た患者の9割以上で白血球の血液型と言われる
HLA型が一致していることがわかりました。

子宮頸がんワクチンの副作用が出た人に多い
HLA型は「0501」ですが、日本人に遺伝子で、
日本人全体の40~50%がこの遺伝子を持っている
されています。

この副作用の出やすさにこのHLA型が関係しているのであれば、
慢性疼痛や記憶力低下などは欧米に比べると
日本の報告数が非常に多いことも説明がつきます。

ただ、まだ研究段階ですし、
副作用の原因が完全に解明されたわけではありませんが、
近い将来、子宮頸がんワクチンを接種するなら
血液検査をしてHLA型を確認してからになるかもしれません。

現段階では、子宮頸がんワクチンのメリットと
危険性を良く知ってから
接種が必要かどうかを自分で判断して、
接種するかどうかを決めるようにしましょう。





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2015年7月21日 | カテゴリー:がん

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