イメージ画像

斜視は子どもだけの病気じゃない!大人の斜視で気をつけることを知りましょう!




斜視とはどんな病気?

151112-2

斜視とは、片方の目の視線は正しい方向を向いているのに、
もう片方の目が正しい方向ではなく、
内側や外側、上や下に向いている状態のことです。

斜視は子どもの2%に見られる病気ですので、
それほど珍しい病気ではなく、
子どもの眼科疾患の代表例と言えます。

斜視の原因は
まだ明らかになっていない部分も多いのですが、
眼球を動かす筋肉や神経の病気や遠視、
視力不良などが原因とされています。

また、遺伝的な要素
あるのではないかという説もあります。

斜視は子どもの頃に適切な治療を受ければ、
治ったり、目立たなくなることが多いですので、
保護者がきちんと観察し、
お子さんの斜視に気づいたら早めに医療機関を受診して、
適切な治療を受けさせることが重要になります。

大人の斜視が増えている?

130627-3

斜視は、子どもに多い病気です。

でも大人になってから
斜視を発症しないというわけではありません。

大人になってから、斜視を発症することもあるんです。

そして、最近は大人になってから
斜視を発症する人が増えていると言われています。

その原因は、スマホやパソコンなどによる
眼の酷使があると推測されています。

子どもの頃から、周囲から気づかれない程度の
ごく弱い斜視を持っていた人が、眼を酷使したことで、
目立つような斜視になってしまったり、
大人になってから眼球を動かす神経の病気になり、
眼を酷使することで、その病気が一気に悪化して
斜視になってしまったなどです。

もちろん、スマホやパソコンを使いすぎると、
必ず斜視になるわけではありません。

また、スマホやパソコンが
斜視の直接的な原因になるというわけでもありません。

でも、眼の酷使が
斜視の悪化や引き金になることは間違いないのです。

大人の斜視対策は?

130605-10

大人になってから斜視になると、
もう治らないのでは?と思うかもしれませんが、
斜視の原因が神経や筋肉の病気によるものなら、
その病気を治せば、斜視を改善することができます。

また、ひどい斜視の場合は、
手術をして治すという手段もありますので、
大人になって斜視に悩んでいる人は、
あきらめずに眼科を受診して、
医師に相談するようにしてください。

そして、大人の斜視を予防するためには、
スマホやパソコンの使いすぎには気をつけましょう。

もちろん、スマホやパソコンだけではなく、
眼を酷使するような作業は、あまりお勧めできません。

そして、大人になってから斜視を発症した場合、
脳梗塞やくも膜下出血などが命に関わるような
重大な病気が原因で、視神経に影響を及ぼして
斜視が発症した可能性もありますので、
斜視に気づいたり、周囲から指摘された場合は、
できるだけ早く眼科を受診するようにしましょう。





タグ



2015年11月12日 | カテゴリー:目・耳・鼻

あわせて読みたい関連記事