便秘薬には2種類ある??便秘薬の種類や注意点を知りましょう。
便秘薬には種類がある!
便秘に悩む女性は多いですよね。
便秘になるとお腹は張るし、食欲は無くなるし、
肌荒れはするしとマイナスなことばかりが起こりますので、
便秘になったらできるだけ早く解消したいと思うものです。
しつこく長引く便秘を解消するために、
便秘薬を使っている人も多いと思います。
でも、便秘薬を選ぶときはこだわって選んでいますか?
便秘薬には大きく分けて2種類あるんです。
1つ目は便を柔らかくして、排便を促すタイプです。
このタイプにはミネラルである
マグネシウムが含まれています。
マグネシウムは腸を通過する時に、
水分を蓄える性質がありますので、
マグネシウムが含まれる便秘薬を飲むことで、
便に水分が多くなり、柔らかくなるんです。
そして、便に水分が多く含まれると、
便の嵩が増しますので、
腸を刺激することでも排便を促すことができます。
2つ目は、腸の蠕動運動を促進するタイプです。
これは、ハーブの一種であるセンナという
植物に含まれるセンノシドという成分が腸を刺激し、
蠕動運動を促すことで、排便を促進するんです。
便秘薬を使い続けていると?
この2種類の便秘薬で、
腸の蠕動運動を促進するタイプを
いつも使っているという人は要注意です。
マグネシウムが含まれるタイプは
便秘を緩やかに解消する作用がありますが、
センノシドが含まれるタイプは便秘解消効果が強く、
確実に便秘を解消することができます。
でも、便秘解消効果が高いからといって、
いつもセンノシドが含まれる便秘薬を使っていると、
腸が怠けてしまうんです。
そのため、慢性的な便秘になりますし、
少しずつ薬の効果が効きにくくなりますので、
薬の量を増やさないと便秘が解消されなくなるんです。
便秘が慢性化し、薬が効きにくくなったら、
便秘はどんどん悪化して、悪循環に陥っていきますので、
便秘薬を頻繁に使うのは止めたほうが良いんです。
生活習慣から便秘を解消しよう
便秘薬は便秘解消の最終手段として使うべきですので、
普段は日常生活の中で便秘を解消し、
予防するようにしましょう。
日常生活の中での便秘解消法は、
水分をたくさん取ることや体を動かすこと、
ストレスを溜め込まないことです。
水分をたくさん取れば、それだけ便が柔らかくなりますし、
体を動かせば、腸が刺激され、
腸の蠕動運動が活発になります。
さらに、ストレスを溜め込むと交感神経が活発になって、
腸の動きが悪くなりますので、
ストレスは便秘解消の大敵なのです。
そして、食物繊維についてですが、
食物繊維は便秘予防の効果は高いものの、
便秘解消にはあまり効果はありませんので、
食物繊維は便秘のときではなく、
普段からしっかり取って便秘を予防するようにしましょう。
便秘になれば、腸内環境は悪化し、
全身の健康状態を悪くしますし、
大腸がんのリスクを上げますので、便秘は予防が一番、
もし便秘になったら、
できるだけ早く解消することを心がけましょう。