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バナナでHIV治療?HIV治療の最新情報を知りましょう。HIVは予防できます




HIVの治療はどこまで進んでいる?

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エイズはHIV(ヒト免疫不全ウイルス)に
感染することで引き起こされる病気です。

あなたはHIVにどんなイメージを持っていますか?

「HIVに感染=死」という強いイメージを
持っている人も少なくないはずです。

でも、「HIVに感染=死」というイメージは、
一昔前のもので、現代ではHIVに感染しても
死に直結するわけではないんです。

現代では、HIV治療のための薬剤が次々に開発されていて、
早期に適切な治療を始め、その治療を継続していれば、
寿命を全うすることも可能という段階まで来ています。

また、2000年ごろまでは
体内でのHIVの増殖を抑えるためには、
15~20種類の薬を服用しないといけませんでしたが、
現在では1日2回3種類の薬を飲めばOKとなっています。

一昔前はHIVは死のウイルスでしたが、
現在では医療の進歩でエイズを発症させずに、
うまく付き合っていくことが可能なんです。

バナナが特効薬に?

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現在のHIVの治療は、
体内のHIVの増殖を抑えるためのもので、
体内からHIVを排除することはできません。

そのため、一生治療を続けていく必要がありますし、
治療を続けたからといって完治するわけではないんです。

でも、近い将来、体内のHIVを排除できる治療法が
確立されるかもしれません。

その治療法のための材料となるものは、
なんとバナナです!

身近な果物であるバナナが
HIVの特効薬になり得るなんて、とても意外ですよね!

アメリカのミシガン州立大学の研究で、
バナナに含まれる「バナナレクチン」や
「BanLec」と呼ばれるプロテインで、
このバナナレクチンはウイルスの表面に取り付いて
ウイルスを無害化し、体外へ排出させる働きがあるんです。

5年前からこのバナナレクチンのウイルスへの働きは
確認されていましたが、
副作用が非常に強く出ることが問題だったのですが、
今回のミシガン州立大学のマウス実験では副作用がなく、
効果が確認されていますので、
今後治療薬への応用が期待されています。

しかも、このバナナレクチンはHIVだけでなく
インフルエンザウイルスやC型肝炎ウイルスにも
効果があるとされているすごい成分なのです。

HIVは予防できる感染症です

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現代ではHIV=死というわけではありませんし、
医療もどんどん進歩していますので、HIVに感染しても、
治療で完治できる日が来るのもそう遠くはないでしょう。

だからといって、HIVを甘く見てはいけませんし、
そもそもHIVは自分自身がしっかりと気をつけていれば、
感染をほぼ100%予防できる感染症なんです。

HIVは体液や血液を介して感染することは
皆さんご存知ですよね。

そして、現代の日本でHIVに感染するのは、
そのほとんどが性行為によるものです。

性行為をする場合は、
不特定多数ではなくきちんとパートナーを決めること、
また性行為をする場合は安全のために、
コンドームを正しく使うことを守ってください。

医学の進歩によるHIVの危険性への認識が薄れていくと、
予防がおろそかになりがちですので、基本に立ち返って、
HIVの予防を徹底するようにしましょう。





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2015年12月6日 | カテゴリー:性感染症 感染症

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