大人の鼻血は病気が原因?鼻血が出やすくなる病気4つを知りましょう。
大人の鼻血の原因=高血圧
子供はよく鼻血を出しますよね。
子どもの鼻血は、鼻を強くほじったり、
こすったり、ぶつけたりすることが原因です。
大人になると、そういう原因が少なくなりますから、
大人になると鼻血を出す機会は減りますよね。
それでも大人なのに、そして鼻に強い刺激を与えていないのに、
鼻血が出てしまうという場合は、病気が原因かもしれません。
大人の鼻血に潜む病気をご紹介します。
大人の鼻血の原因1つ目は、高血圧です。
鼻の粘膜の血管は非常にもろく傷つきやすいのですが、
高血圧が続き、血管壁に負担をかけた状態が続くと、
鼻の血管壁はさらに脆くなってしまいます。
そうすると、鼻をかんだだけ、軽く鼻をこすっただけでも、
鼻血が出てしまうんです。
特に、飲酒や喫煙は高血圧の原因となりますので、
飲酒習慣がある人や喫煙者は要注意です。
大人の鼻血の原因=糖尿病
大人の鼻血の原因2つ目は糖尿病です。
糖尿病になると、血液内に糖分が
必要以上に多く存在していることになります。
糖分が多すぎると、血液はドロドロになり、
流れが悪くなってしまいます。
そうすると、血管壁に負担をかけることになり、
血管壁を傷つけ、少しの刺激で鼻血が出るようになります。
実際に、糖尿病の患者さんは鼻血を出す回数が増えた
という人も多いんですよ。
以前はなんでもないような刺激でも、
鼻血が出るようになってしまったという人は、
実は糖尿病が進行しているのかもしれません。
大人の鼻血の原因=自律神経失調症
大人の鼻血の原因3つ目は、自律神経失調症です。
自律神経失調症はストレスが原因のことが多いですが、
ストレスを感じると、体内に活性酸素が溜まっていきます。
活性酸素が溜まると、
抗酸化物質であるビタミンCが活性酸素を減らしてくれるのですが
同時にビタミンCもどんどん消費されていきます。
ビタミンCは体内で活性酸素をやっつけるだけでなく、
血管を保護するなどの役割を果たしてくれているんです。
でも、ビタミンCが
活性酸素を除去することで精一杯になってしまうと、
血管保護の役割を果たせなくなり、
鼻の血管が脆くなって、鼻血が出やすくなってしまうのです。
ストレスによる自律神経失調症になると、
このような理由で鼻血が出やすくなってしまうんですね。
大人の鼻血の原因=肝硬変
大人の鼻血の原因4つ目は、肝硬変です。
肝硬変になると、
タンパク質の合成機能が衰えてしまいます。
そうすると、血液中のアルブミン濃度が低下して、
血管内外の水分バランスが崩れることで、
血液中の凝固因子の濃度が低下してしまいますので、
出血しやすくなります。
鼻の粘膜の血管は元々傷つきやすいので、
肝硬変になるとほんの少しの刺激で、
鼻血が出てしまうのです。
大人になると鼻血を出すことは少なくなりますが、
「何か最近、鼻血を出す機会が増えたな」と思ったら、
何らかの病気が隠れている可能性がありますので、
早めに医療機関を受診して検査を受けるようにしましょう。