寝不足なのに気づかない?睡眠不足症候群について知りましょう。
いつも眠いのは睡眠不足症候群?
寝ているつもりなのに、昼間はいつも眠気を感じる。
ウトウトしてしまうという人はいませんか?
昼間に強い眠気を毎日のように感じるという人は、
睡眠不足症候群かもしれません。
睡眠不足症候群とは3ヶ月以上慢性的な睡眠不足が、
無自覚の状態で続いていることです。
睡眠不足症候群の特徴は、
自分では睡眠不足であるということに気づかないことです。
日中に眠気を感じても、
「忙しくて疲れているからだな」や
「生活リズムが乱れているからかな」と
勘違いすることが多いんです。
そのため、睡眠不足症候群は自分では気づかないために、
なかなか改善することができないのです。
睡眠不足症候群は、
多忙な人や夜更かしをしている人に多く見られます。
睡眠不足症候群は生活習慣病に直結する!
睡眠不足症候群になっても、
ただ単に日中に眠気を感じるだけだから
そんなに問題はないでしょ?と思うかもしれませんが、
そんなことはありません。
慢性的な睡眠不足は生活習慣病に直結しているんです。
睡眠不足は高血圧の原因になるって知っていますか?
普段寝ている時は、副交感神経が優位になり、
血管が拡張して血圧が下がっているのですが、
睡眠不足になると交感神経が優位に働く時間が増えます。
交感神経が優位になると、
血管が収縮して血圧が高くなりますので、
高血圧になってしまうんです。
また、様々な研究で睡眠不足は
肥満の原因になることもわかっています。
肥満になると、動脈硬化や糖尿病の原因になりますよね。
動脈硬化になれば、
脳卒中や心筋梗塞のリスクが高まりますので、
睡眠不足症候群になり、
それに気づかずに放置しておくと、
いつの間にか生活習慣病を
発症していることになる可能性があるんです。
自分の睡眠時間を書き出してみよう
睡眠不足症候群は、
自分では睡眠不足であることに気づかないことが特徴です。
では、どうやったら、
睡眠不足症候群であることを自覚し、
改善することができるのでしょうか?
まず、日中に強い眠気を感じたら、
睡眠不足だと感じていなくても、
自分の睡眠時間の記録をつけてみましょう。
就寝時間と起床時間の記録を1週間程度つけておくんです。
その記録を見て、
1日の睡眠時間の平均が6時間以下だった場合は、
睡眠不足症候群の可能性があります。
また、週末は1日10時間くらい寝ているのに、
平日は6時間など週末と平日の睡眠時間に
差がある人も要注意です。
もし、睡眠時間の記録をつけてみて、
睡眠不足症候群かもしれないと思ったら、
まずはあなたの生活習慣を見直して見ましょう。
不必要な夜更かしをしていませんか?
忙しく睡眠時間を確保できない人も多いと思いますが、
まずは1日30分早く就寝することを目標にしてみましょう。
それでも、日中に眠気が続くという場合は、
睡眠時無呼吸症候群やナルコプレシーなどの病気が
潜んでいる可能性もありますから、
早めに医療機関を受診するようにしましょう。