ケトン体は健康に良い?ケトン体をエネルギーにするメリット3つ!
ケトン体って何?
ケトン体という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
健康診断の時などに耳にしたことがあるという人は
多いかもしれませんね。
また、その時のイメージから、
ケトン体は健康に良くない物というイメージを
持っている人も多いでしょう。
でも、実はケトン体って健康に悪いものではないんです。
きちんとした使い方をすれば、
ケトン体は健康に良いものなんです。
まずは、ケトン体とは何かについて知っておきましょう。
ケトン体とは、アセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸、
アセトンの3つの物質の総称で、
肝臓で脂肪を代謝した時にできる不完全代謝産物のことです。
このケトン体が病的に過剰に体内で生産されてしまうと、
ケトン血症やケトン尿症を引き起こし、
体に異常をきたします。
でも、適量のケトン体を有効活用すれば、
より健康になることができるのです。
ケトン体の有効活用とは、
ケトン体をエネルギー源にすることです。
通常、私たちはブドウ糖をエネルギー源にしていますが、
このエネルギー源を
ブドウ糖からケトン体へチェンジすることで、
ケトン体を有効活用することができるのです。
ケトン体をエネルギーにすると?
では、ケトン体をエネルギー源にすると、
どんなメリットがあるのでしょうか?
ケトン体をエネルギーにするメリットを3つご紹介します。
1つ目は、昼食後に眠気に襲われにくくなることです。
昼食を食べた後、眠くて眠くて仕方がないと、
ついウトウトしてしまったことがある人は
少なくないですよね。
これは、ブドウ糖をエネルギーにすることでの弊害ですので、
ケトン体をエネルギー源にすると眠くならないのです。
2つ目は、太りにくくなることです。
ケトン体をエネルギー源にすると、
血糖値が上がりにくくなります。
血糖値が上がらなければ、インスリンは放出されませんよね。
インスリンが放出されると、血糖値は下がりますが、
その時にエネルギーが脂肪として沈着しやすくなりますので、
太りやすくなってしまうのです。
でも、血糖値が上がらなければ、
エネルギーが脂肪に変わりませんので、
太りにくくなりますよね。
3つ目は、太りにくくなるメリットに関係していますが、
糖尿病になりにくくなることです。
すい臓から放出されるインスリンの量が少なければ、
それだけすい臓を疲弊させることがありませんので、
糖尿病になりにくいんです。
ケトン体をエネルギーにすることの
代表的なメリット3つ以外にも、
ケトン体をエネルギーにすると、集中力が増したり、
脳波のα波が出てリラックスできるなどのメリットもあります。
ケトン体をエネルギー源にするためには?
ケトン体をエネルギー源にすると、
健康に良い様々なメリットがあることがわかりましたが、
エネルギー源をブドウ糖からケトン体に変えるには
どうしたら良いのでしょう?
まず1つ目の方法は、
ブドウ糖をできるだけ取らないようにすることです。
ブドウ糖を控えめにする、つまり糖質制限をすれば、
体内のブドウ糖が減少しますので、
自然に別のエネルギー源であるケトン体が
使われるようになります。
2つ目はココナッツオイルを多用することです。
アンチエイジングに効果があることで有名なった
ココナッツオイルですが、ココナッツオイルには
ケトン体が豊富に含まれていますので、
ココナッツオイルを積極的に使うことで、
体内のケトン体が増えることになります。
糖尿病などの病気になれば、
ケトン体が異常に増えて健康に良くありませんが、
健康な状態でケトン体を適量の範囲で増やせば、
ケトン体は健康に良いものです。
今日から、ケトン体を意識した食生活に変えてみませんか?