ビタミンCが不足することで起こる悪影響3つ!寿命にも関わっています!
ビタミンC不足で壊血病に?
私たちが日常生活を送る中で、
もっとも身近なビタミンと言えるのが、ビタミンCだと思います。
ビタミンCはほとんどの野菜や果物に含まれていますし、
お菓子類やジュースにも「ビタミンC○○mg入り!」
などと表示されてるものがありますよね。
日本人の場合、普通に生活していたら、
ビタミンCが不足することはほとんどありませんが、
あまりに食生活が乱れたり、
好き嫌いが多いとビタミンCが不足することがあります。
ビタミンCが不足して起こる病気は、壊血病です。
ビタミンCが不足すると、毛細血管が脆弱になりますので、
毛細血管が破れて、出血しやすくなります。
そのため、皮膚や粘膜、歯肉から出血したり、
歯肉から出血することで、
歯が抜けてしまうこともあるんです。
そのほか、免疫力が低下したり、傷が治りにくくなったり、
貧血になるなどの症状が起こります。
ビタミンC不足は筋力低下を招く
ビタミンCが不足すると、壊血病を引き起こしますが、
壊血病になる以外にも健康への悪影響が出るようになります。
ビタミンCが不足することでの健康への悪影響1つ目は、
筋力の低下です。
ビタミンCと筋力って、
一見あまり関係がないように思えますよね。
でも、そんなことはありません。
ビタミンCと筋力は深いかかわりがあるのです。
なぜビタミンCが筋力と関係あるのかというと、
ビタミンCは体内でアミノ酸や
たんぱく質の合成にかかわっているからです。
ビタミンCが不足すると、
体内でアミノ酸やたんぱく質の合成がうまくできません。
筋肉はたんぱく質やアミノ酸でできていますよね。
ですから、ビタミンCが不足すると、
筋肉の原料となるたんぱく質やアミノ酸が不足して、
筋力が低下するというわけです。
実際に高齢者を対象にした調査では、
ビタミンC濃度が高い人は握力が強かったり、
歩くスピードが速かったりすることがわかっています。
ビタミンC不足で寿命が短く?
ビタミンC不足の健康への悪影響の2つ目は、
寿命が短くなることです。
これは、命に直結する問題ですから深刻ですよね。
東京都健康長寿医療センター研究所の調査によると、
体内でビタミンCを作ることができないマウスは、
一般的なマウスに比べると、寿命が短く、
実験マウスの半数が6ヶ月以内に死んだとのことで、
これは一般的なマウスの寿命の4分の1しかないそうです。
これを人間に換算すると、
1日2.5mg(推奨摂取量100mg)しかビタミンCをとらない場合、
10%が3年後に亡くなり、13年後に50%亡くなることになります。
ビタミンCを1日2.5mgしか摂取しない
というケースはほぼ考えられませんが、
これくらいビタミンCは寿命に関係しているのです。
ですから、ビタミンCはしっかり摂取するようにしましょう。