片頭痛の原因は「食物不耐性」?食物不耐性について知りましょう。
片頭痛の原因は食物不耐性だった?
片頭痛にはいろいろな原因がありますが、
その中の一つに食べ物があります。
特定の食品を食べると、片頭痛が起こることがあるんです。
ただ、どの食べ物が片頭痛の原因になるかは
人によって違いますし、
人によってはどの食べ物が片頭痛を引き起こすのか
わからない人もいます。
そんな人は、食物不耐性の検査を受けてみてはいかがでしょうか?
イギリスで25年間ひどい片頭痛に悩まされていた女性が、
たまたま食物不耐性の検査を受けたところ、
コーンと牛乳に食物不耐性があることがわかりました。
そして、
その後はコーンと牛乳を避けた食生活を送っていたところ、
片頭痛が嘘のように解消したというケースがあるんです。
もちろん、片頭痛の原因が
食物不耐性だけというわけではありませんが、
片頭痛やその他の原因不明の体調不良に悩んでいる人は、
食物不耐性が原因かもしれません。
食物不耐性の原因と症状
食物不耐性とは、特定の食品を消化できない疾患のことです。
食物を消化するためには、酵素が必要ですが、
特定の酵素がないために、食品を消化できないことがあるのです。
例えば、牛乳を飲むと
お腹を壊してしまうという人がいますよね。
あれは、乳糖を分解するラクトースという酵素がないために、
牛乳を消化できずにお腹を壊してしまうのです。
食物不耐性の原因となる食品には、
小麦に含まれるグルテンや野菜や果物に含まれるクエン酸、
豆類や野菜に含まれるレクチンなどがあります。
食物不耐性の症状には、片頭痛や疲労感、
動悸、息苦しさ、下痢、腹痛、吐き気などがあります。
食物不耐性は食物アレルギーのように
命に関わる症状が出るわけではありませんが、
それでも頭痛や下痢などの症状が出てしまいますので、
食物不耐性がある人は、
できるだけその食品を避けたほうが良いでしょう。
食物不耐性は検査でわかる
食物不耐性があるかどうかは、
どんな検査をすればわかるのでしょうか?
食物アレルギーは血液検査でわかりますが、
食物不耐性は血液検査では分からないんです。
水素呼気検査やELISAテストと呼ばれる検査で調べます。
ただ、これらの検査は全ての病院で
行っているわけではありませんので、
あらかじめ電話等で検査してもらえるかを
確認しておきましょう。
また、不確かだけど、
原因となる食品に思い当たるものがある場合は、
その食品を1週間ほど抜いてみるという方法もあります。
もし、1週間その食品を口にしないことで、
体調の改善が見られたら、
おそらくその食品はあなたにとってきちんと消化できない
食物不耐性のものだったと考えられます。
食物不耐性の症状は、食物アレルギーと比べると地味なものですが、
その症状があると日常生活を送るのが辛いこともありますので、
食物不耐性の症状に思い当たる人は、
きちんと検査を受けておきましょう。