自分の健康を守ろう!年に1度の健康診断を受けていますか?病気の早期発見・予防に繋がります。
健康診断を受けていますか?
2011年にマルハニチロホールディングスが
40~50代を対象に行った調査によると、
社会人になってから一度も健康診断を受けていない人が、
全体の3.1%もいることがわかりました。
また、30.1%の人は、社会人になってから
健康診断を受けた経験はあるが、直近の過去1年間には
健康診断を受けていないという結果も出ています。
調査結果の傾向として、男性は女性よりも
健康診断を受けている割合が高く、
正社員はパートやアルバイト、無職の人よりも
健康診断を受けている割合が高いことがわかりました。
男性は女性よりも正社員として働いている割合が高く、
正社員の場合、企業で年に1度以上の健康診断が
義務付けられているので、このような結果が出たと考えられます。
健康診断の重要性
現在、日本人の死因のトップ3は、ガン(悪性新生物)、
心臓病、脳卒中です。
健康診断を受けていれば、これらの病気は早期発見、
または予防することができるのです。
現代の医療において、ガンは不治の病ではなく、
治療可能な病気です。
ただ、完治させるためには、
自覚症状が出る前の早期発見が必要不可欠です。
また、心臓病や脳卒中は、高血圧や高脂血症、糖尿病などの
生活習慣病が原因ですが、定期的な健康診断を受けることで
生活習慣病を予防することができます。
定期的に健康診断を受けることは、
自分の健康を守る意味で、非常に重要なことなのです。
健康診断は、どこで受ける?
正社員の人は、会社で毎年1回以上の健康診断を
受けることが労働安全衛生法で義務付けられていますので、
健康診断を受けるにあたって困ることはないと思います。
問題は、パートやアルバイト、
無職、専業主婦などの人の場合です。
正社員とは違って、健康診断をどこで受けたらよいのかと
迷うのではないでしょうか?
正社員以外の人が健康診断を受ける方法には、2つあります。
1つ目が、病院やクリニックで人間ドックを受けることです。
ただ、人間ドックを受けると、その検査項目や病院に
よっても異なりますが、3万円以上かかってしまいます。
3万円は、かなりの出費ですよね。
2つ目が、地方自治体の健康診断を受ける方法です。
2008年から40歳以上のメタボ健診が義務化されていますので
40歳以上のパートや無職、専業主婦の人は、
地方自治体でメタボ健診を受けることができます。
メタボ健診は、身長体重、血圧検査、腹囲測定、尿検査、
血液検査など一般的な健康診断項目が含まれています。
また、40歳以上でしたら、胃がん、肺がん、
大腸がんの検査も地方自治体で年に1回、
女性の場合乳がん検査を2年に1回受けることが可能です。
地方自治体の健康診断は、無料または1000円程度の
自己負担金で受けることができますので、
金銭的負担もほとんどありません。
40歳以上の方でしたら、各地方自治体から
健康診断のお知らせの葉書や封書が届くはずです。
わざわざ健康診断を受けに行くのは面倒と思うかも
しれませんが、自分の健康を守るためにも、
年に1度の健康診断は必ず受けるようにしましょう。