イメージ画像

紅茶が動脈硬化を防ぐ?紅茶に含まれるテアフラビンというポリフェノールのパワーに注目!




LDLとHDLの違いは?

130709-13

健康診断などで、血液検査の結果用紙を見ると、
LDLとHDLという項目があります。

これらは、血中のコレステロールに
関連した項目なのですが、LDLとHDLの違いは何でしょう?

コレステロールには、2種類あります。

LDLコレステロールとは、肝臓に貯蔵されている
コレステロールが、体の隅々に運ばれるものを指し、
HDLコレステロールとは、体の組織に存在する
コレステロールが肝臓に戻されるものを指します。

つまり、LDLとHDLは正反対の働きをしているんです。

この働きの違いから
LDLコレステロール=悪玉コレステロール、
HDLコレステロール=善玉コレステロール、
と呼ばれています。

動脈硬化予防のためには、LDL/HDL比(LH比)が
1.5以下が望ましいとされています。

2.0以上で、動脈硬化の疑いが出てきて、
2.5以上になると血栓形成の可能性があります。

LH比を下げるには、
LDLコレステロールを下げる必要があります。

どうしたら、LDLコレステロールは下がるのでしょう?

LDLコレステロールを下げるには?

130709-12

LDLコレステロールを下げるには、
コレステロールを多く含む食品を控えることです。

コレステロールを多く含む食品には、
鶏卵や魚卵類、レバー類などがあります。

これらの食品を控えるようにしましょう。

また、食べ過ぎないことや
栄養のバランスが取れた食事をすることも大切です。

摂取カロリーが増えると、
LDLコレステロールの合成が促進されますし、
根菜類や豆類、海藻、きのこなどは
コレステロールを減らす作用があります。

でも、鶏卵や魚卵類が大好き、
忙しくて栄養のバランスに気を配ることが難しいという人は
紅茶を飲むようにしましょう。

アメリカの農務省の依頼で研究を実施したグループによると
紅茶には悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を
下げる働きがあることがわかったそうです。

研究では、3週間毎日紅茶を飲み続けると、
悪玉コレステロールの濃度が7~11%低下し、
善玉コレステロール(HDLコレステロール)の濃度には
影響がなかったという結果が得られました。

なぜ紅茶がLDLコレステロールを下げるの?

130709-14

なぜ、紅茶を飲むとLDLコレステロールが
低下するのでしょう?

その秘密は、
紅茶に含まれているポリフェノールです。

紅茶には、
テアフラビンというポリフェノールが含まれています。

このテアフラビンは、「スーパーカテキン」と
言われるほど抗酸化力が強いことが特徴で、
この抗酸化力がLDLコレステロールの酸化を抑えて、
LDLコレステロールを減らすのです。

このテアフラビンは、
茶葉を発酵させる段階で生成されるポリフェノールなので
同じ茶葉でも緑茶には含まれていません。

紅茶なら、ティーバッグを使えば自宅でも手軽に飲めますし、
コンビニでも紅茶のペットボトルが買えますよね。

動脈硬化は、心筋梗塞や脳卒中の原因になりますので、
毎日紅茶を飲むことで、動脈硬化を予防しましょう。





タグ



2013年7月12日 | カテゴリー:生活習慣病 食生活

あわせて読みたい関連記事