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子供の死因の上位である小児がん。小児がんとはどんな病気でしょう?




小児がんとは

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小児がんとは、その名のとおり子供がかかる癌のことです。

大人の癌は、肺がんや大腸がん、
胃がんなどの癌が多いことに比べて、
小児がんは造血系の癌や肉腫系の癌が多い
という特徴があります。

国立がん研究センターの集計で、2009年から2011年に、
全国のがん診療連携拠点病院で小児がんと診断された
20歳未満の子供は、8902人(男児4796人、女児4106人)
いたことがわかっています。

がん診療連携拠点病院以外の病院に通う患者は含まれませんが
小児がん患者の多くは専門的ながん治療が提供できる
拠点病院を受診する傾向にあるため、
この数字は実数に近いのではないかと考えられています。

小児がんの種類は、白血病が27.6%と最も多く、
続いて脳腫瘍が22.8%となっています。

小児がんの原因

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大人の癌は、生活習慣病と言われていて、
喫煙や飲酒、食習慣、運動不足などが主な原因になりますが、
小児がんの場合は、原因がまだよくわかっていません。

小児がんの原因として判明しているものは、先天性異常です。

通常は、p53というがん抑制遺伝子が働いているのですが、
この遺伝子に異常があると、
小児がんの発症リスクが高まります。

また「母親の飲酒量が多い」、「妊娠中にX線検査を受けた」
「妊娠中に服薬した」、「流産経験がある母親から生まれた」
など妊娠や出産にかかわるトラブルで、
急性骨髄性白血病などのリスクが高くなることがわかっています。

さらに、緑茶に含まれるカフェインやカテキンが、
小児においては発がん性物質ではないかと考えられています。

医療の発達と共に、
小児がんの生存率は上昇してきていますが、
現時点で5年生存率は75~80%となっています。

そして、小児の死因では悪性新生物(小児がん)が
1~4歳では第3位、5~9歳では第2位、
10~14歳では第1位ですので、
小児がんは子供の命を奪う恐ろしいものと言えるでしょう。

小児がん診療のネットワーク化

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小児がんも早期発見・早期治療が重要になります。

特に小児がんは、大人と比べて進行が早いため、
いかに早期に発見し、適切な治療を受けられるかが、
予後を大きく左右します。

東京都では、患者が最適な治療を
迅速に受けられる体制の構築を目指し、
東大医学部付属病院や都立小児総合医療センターなどの
都内14病院を小児がん診療病院に認定しました。

これらの病院は、
小児がんの中でも得意分野や専門分野が異なるため、
ネットワーク化を構築し、
小児がんの早期発見・早期治療につなげることが目的です。

このような取り組みで、
少しでも多くの小児がん患者の命が救われると良いですね。





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2013年9月25日 | カテゴリー:がん 子育て

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