10月はピンクリボン月間!乳がんは、早期発見・早期治療が重要です。
10月はピンクリボン月間です
ピンクリボンを知っていますか?
ピンクリボンとは、乳がんに関する正しい知識を広め、
乳がん検診の早期受診の推進することなどを目的として
行われた世界規模の乳がん啓発キャンペーンのことです。
ピンクリボンは、1990年前後から
アメリカを中心として全世界に広まっていき、
日本では2000年以降に少しずつ知られるようになってきた
キャンペーンです。
乳がん啓発のため、行政や市民団体、各民間企業などが
独自のピンクリボンマークを掲げて、
セミナーやシンポジウムの開催や乳がん関連の
情報提供などを行っています。
2000年に日本最大の乳がん患者支援団体である
「あけぼの会」が東京タワーを
ピンク色にライトアップしたことがきっかけで、
10月はピンクリボン月間となり、
全国各地で様々なキャンペーンやフェスティバルが
行われる予定になっていて、
東京スカイツリーや東京タワー、大阪城、清水寺で
ピンクにライトアップされる予定になっています。
乳がんの症状
以前は欧米に比べると、
日本の乳がん患者数は少なかったのですが、
近年食文化や生活習慣の欧米化により、
日本でも乳がん患者は急増していて、
現在は日本人女性の
15人に1人は乳がんにかかると言われていて、
1年間で5~6万人が新たに乳がんになり、
1万2000人以上が乳がんで死亡しています。
自分で気づくことのできる乳がんの症状は、
「しこり」、「皮膚の変化」、「リンパ節の腫脹」の
3つがあります。
自分で注意深く乳房を触ると、
「しこり」に気づく場合があります。
自分で乳がんに気づいた人は、
5mmから1cm大しこりがあったからというケースが
最も多いようです。
2つ目の皮膚の変化は、
皮膚が赤く腫れたり、くぼみができることです。
乳がんが皮膚の近くにできると、
このような皮膚の変化が現れやすくなります。
また、しこりはなくても、乳房豹変の皮膚が赤くなって、
痛みや熱感がある場合は炎症性乳がんと呼ばれています。
3つ目のリンパ節の腫脹は、腋の下や鎖骨周辺、
胸骨の傍のリンパ節に転移することで、
リンパ節が腫れるという症状が現れます。
乳がんは早期発見が重要
日本でも乳がん患者はどんどん増えていますが、
乳がんは早期発見し、
適切な治療を受ければ90%は治ると言われています。
乳がんの早期発見のためには、
乳がん検診が欠かせません。
現在行われている乳がん検診は、
視触診とマンモグラフィーです。
視触診は、乳房を観察し、実際に触ってみて、
しこりや皮膚の性状に異常がないかを観察します。
これは、検診でも行いますが、
日常的に自宅でできますよね。
マンモグラフィーは、乳腺専用のX線検査で、
検査の精度も80%前後と高く、
視触診では発見できない小さながんでも発見できるため、
乳がんの早期発見には非常に有効な検査方法です。
10月のピンクリボン月間をきっかけに、
乳がんの早期発見のためのがん検診を受けてみませんか?