楽に痩せるための鍵は、褐色脂肪細胞にあった?褐色脂肪細胞について知りましょう。
脂肪細胞には2種類あるって本当?
肥満になると、
体のあちこちや内臓周囲に蓄積していく脂肪ですが、
脂肪細胞には2種類あることをご存知でしょうか?
白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞です。
白色脂肪細胞は想像通り、脂肪を溜め込む働きがあるもので、
一般的に「脂肪」と呼ばれるものです。
褐色脂肪細胞は、
白色脂肪細胞を燃焼させる働きがあるんです。
つまり、褐色脂肪細胞は脂肪を減らしてくれる、
ダイエットを助けてくれるものなんです。
ただ、褐色脂肪細胞は白色脂肪細胞に比べて量がとても少なく、
心臓や腎臓周囲、首の周りなど限られた部分にしかなく、
しかも赤ちゃんの頃にはもっとも多く、
加齢と共に減少していくものですので、
年齢を重ねれば重ねるほど、痩せにくくなってしまいます。
褐色脂肪細胞は増やすことは非常に難しいのですが、
活性化させることで、
白色脂肪細胞の燃焼を促進させることはできるんです。
褐色脂肪細胞を冷やして活性化!
褐色脂肪細胞を活性化させるための方法1つ目は、
冷やすことです。
人間は体温を一定に保つ機能がありますよね。
その機能を担っているのが、褐色脂肪細胞なんです。
褐色脂肪細胞を冷やすと、
「体を温めなければ!」と褐色脂肪細胞の働きが活性化し、
白色脂肪細胞を燃焼させることで熱を生み出して、
体温を維持しようとします。
褐色脂肪細胞を冷やすには、
気温が低めのところにいることも良いのですが、
オススメは冷水シャワーです。
先ほどもお話しましたが、
褐色脂肪細胞は心臓や腎臓周囲、首の周囲に集中しています。
そのあたりを冷水シャワーで冷やせば、
褐色脂肪細胞が活性化して
脂肪を効率よく燃焼させることができるんです。
ただ、冷水シャワーを心臓周囲にいきなりかけてしまうと、
心臓に大きな負担をかけることになりますので、
徐々に水温を下げるようにするなど、
無理のない範囲で行いましょう。
リンゴを皮ごと食べて活性化!
また、リンゴを皮ごと食べることでも、
褐色脂肪細胞を活性化させることができます。
リンゴの皮には、ウルソル酸という成分が含まれていますが、
このウルソル酸が褐色脂肪細胞を
活性化させる働きがあるんです。
また、ウルソル酸は褐色脂肪細胞を活性化させるだけでなく、
有益な筋肉を増やす働きもあります。
筋肉は代謝量が多いので、筋肉を増やすことで、
代謝が上がり、痩せやすい体になるというメリットもあるんです。
今日からリンゴを食べるときは、
皮をむかずに、皮ごと食べるようにしましょう。
自律神経を整えて!
褐色脂肪細胞を活性化させる2つの方法をご紹介しましたが、
不活性化させる要因も知っておきましょう。
褐色脂肪細胞が働かなくなる要因は、自律神経の乱れです。
自律神経のバランスが乱れると、
褐色脂肪細胞が働かなくなる、
つまり白色脂肪細胞が燃焼せずに、溜まっていってしまうんです。
自律神経のバランスを乱す原因はストレスや疲れ、
寝不足などですから、ストレスは発散するようにして、
しっかり休息を取って、
自律神経のバランスを整えるようにしましょう。
褐色脂肪細胞を活性化させることができれば、
食事制限や運動をせずに、体型を維持したり、
やせることも可能なんです。
今日から、褐色脂肪細胞を活性化させるために、
自律神経のバランスを整え、冷水シャワーを使い、
リンゴを皮ごと食べるようにしましょう!