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お酒で赤くなるのは体内に毒がある証拠?アセトアルデヒドの怖さを知りましょう!




お酒を飲むと赤くなるのはなぜ?

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お酒を飲むのは好きだけど、
お酒を飲むといつも顔が赤くなってしまうという人は多いですよね。

お酒を飲むと、顔が赤くなるのはなぜでしょうか?

「お酒を飲むと、血行が良くなるからじゃないの?」
と思うかもしれませんが、実は違うんです。

お酒を飲んで顔が赤くなるのは、
アセトアルデヒドという物質のせいなんです。

アルコールを摂取すると、
胃や腸で吸収され、肝臓に運ばれます。

そして、肝臓でアルコールは分解されるのです。

アルコールの分解は二段階に分けて行われます。

第一段階は、アルコール脱水素酵素の働きで、
アルコールからアセトアルデヒドという物質に分解されます。

そして、第二段階でアセトアルデヒド脱水素酵素の働きで
アセトアルデヒドが酢酸へと分解されるのです。

アセトアルデヒドは毒性があり、
このアセトアルデヒドが体内で増加すると、
皮膚が赤くなってしまいます。

同じ量のアルコールを飲んでも、顔が赤くならない人は、
第二段階のアセトアルデヒド脱水素酵素の働きが高いため、
体内でのアセトアルデヒドの分解が迅速に進んでいて、
顔が赤くなる人は
アセトアルデヒド脱水素酵素があまり働かないため、
アセトアルデヒドが体内に長く残ってしまうので、
赤くなってしまうというわけなんです。

お酒を飲んで赤くなる人は要注意!

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お酒を飲んで顔が赤くなる人は、要注意です。

なぜなら、お酒を飲んで顔が赤くなる人が大量に飲酒を続けていると、
高い確率で食道がんになることがわかったからです。

愛知県がんセンター研究所の松尾部長らは、
がん患者1300人、がんでない人1900人の
酒の分解にかかわる遺伝子と飲酒習慣を調べました。

その結果、お酒を飲んで赤くなる人はがアルコールを週5日以上、
1回46g以上取ると、80歳までに口やのど、
食道のがんになる確率が約20%に達したことがわかったんです。

つまり、お酒を飲んで赤くなる人が大量に飲酒を続けると、
80歳までに5人に1人が咽頭がんや食道がんを
発症することになります。

ちなみに、顔が赤くなる人が
少量から中程度を飲んだ場合の発症率は約2.5%、
顔が赤くならない人が大量に飲むと約3%ですから、
顔が赤くなる人が大量に飲むと、
がんになるリスクが非常に高いことがわかりますよね。

これは、アセトアルデヒドによるものであると考えられます。

アセトアルデヒドは発がん性があるんです。

顔が赤くなる人が大量にお酒を飲むと、
発がん性があるアセトアルデヒドが体内に長時間、
しかも大量に残ることになりますので、
がんの発症率が上がるというわけですね。

(日本酒換算で2合以上)、週5日以上取ると、
80歳までに口や喉、食道のがんになる確率が約20%に達した。

赤くなる人は自覚が必要!

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アルコールは適度な量であれば、健康に良いのですが、
飲みすぎると健康を害するものです。

特に、アルコールを飲んで赤くなる人は、
アルコールからの害が強いことを自覚し、
アルコール量を節制しなければいけません。

厚生労働省の健康日本21によると、
アルコールの適正量は約20gとされています。

アルコール20gとは、ビールなら500ml、
日本酒なら1合、ワインならグラス1杯程度になります。

この適正量を目安にして、しかも毎日飲まずに、
必ず休肝日を設けるようにすれば、
顔が赤くなる人でもお酒で健康を害さずに、
楽しく飲めるはずですよ!





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2016年3月25日 | カテゴリー:食生活

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