ロキソニンには怖い副作用が?ロキソニンについて知りましょう。
ロキソニンってどんな薬?
最近、ロキソニンの副作用が問題になっています。
日ごろロキソニンのお世話になっている人も多いと思いますが、
ロキソニンの副作用を考える前に、
ロキソニンとはどんな薬なのかを今一度確認しておきましょう。
ロキソニンとは、一般名ロキソプロフェンナトリウムのことで、
「ロキソニン」は商品名にあたります。
この「ロキソプロフェンナトリウム」が
痛みや熱の原因をすばやく抑えて、
鎮痛効果や解熱効果を発揮してくれる薬ですから、
痛み止めや熱冷ましとして使用することが多いですよね。
ロキソニンは以前は医師の処方がないと入手できませんでしたが、
現在は第一類医薬品となり、医師の処方箋がなくても、
薬剤師がいる薬局やドラッグストアで
購入することができるようになりました。
生理痛がある人や偏頭痛に何でいる人は、
ロキソニンを持ち歩いているという人も
多いのではないでしょうか?
ロキソニンに重大な副作用が?
ロキソニンは医師の処方がなくても購入可能ですので、
比較的安心して飲める薬、副作用はほとんどない薬だと
思っている人もいるかもしれませんが、
そうではありません。
ロキソニンにも副作用があるのです。
最近になって追加されたロキソニンの副作用は、腸閉塞です。
腸閉塞とは小腸や大腸が塞がってしまう状態です。
腸が塞がってしまえば、
食べたものをスムーズに消化することができないだけでなく、
排泄もできなくなってしまいます。
なぜロキソニンが腸閉塞を起こしてしまうのかですが、
ロキソニンは腸の粘膜に潰瘍を起こしてしまい、
その潰瘍が進行することで、
腸の粘膜がくっついて腸閉塞になるのです。
ロキソニンによる腸閉塞は、
現在までに死亡例は出ていないものの、
過去3年で5例の腸閉塞の副作用が確認されているんです。
ロキソニンは胃痛にも注意!
ロキソニンは腸閉塞の副作用がありますが、
胃を荒らしてしまう副作用もありますので注意が必要です。
ロキソニンは痛みを生じさせる物質を作る酵素が
生成されるのを阻害することで、痛みを緩和させるのですが、
同時に胃の粘膜を胃酸から守る酵素の生成も阻害するのです。
つまり、ロキソニンを飲むと、
胃酸によって胃の粘膜が荒れやすくなりますので、
胃痛が起こったり、胃潰瘍ができやすくなるのです。
そのため、ロキソニンを飲む時は、
必ず胃に食べ物が入っている時、
つまり食後に飲むようにしましょう。
胃に食べ物が入っていると、
その食べ物が胃酸から胃の粘膜を守ってくれるので、
胃が荒れにくくなるのです。
ロキソニンは効果が高く、手軽に購入できる薬ですが、
副作用があることを知って、
用法用量は必ず守るようにしてくださいね。