ブロッコリーはがん予防、肝臓保護ができるすごい野菜だった!?
スルフォラファンの抗がん作用
食べ物に含まれる健康に良い成分はたくさんありますが、
今大注目の健康に良い成分はスルフォラファンです。
スルフォラファンとはブロッコリーに含まれる成分で、
第7の栄養素とも言われているファイトケミカルの一種です。
このスルフォラファンは、
すごい健康効果を持っているんです。
スルフォラファンの健康効果とは、ズバリ抗がん作用です。
スルフォラファンには、
活性酸素を除去する作用があるんです。
活性酸素は身体を錆びつかせるものですので、
がん細胞が発生する原因とされています。
活性酸素はストレスや大気汚染、紫外線、
喫煙などの様々な原因で発生しますが、
スルフォラファンは細胞内で体を防御する酵素の生成を促します。
そして、その酵素が活性酸素を除去してくれるのです。
そのためスルフォラファンを摂っていれば、
がんになりにくくなるんですね。
また、スルフォラファンには
ピロリ菌を除去する作用もあります。
ピロリ菌は胃の中に生息していて、胃がんの原因となる細菌です。
スルフォラファンには
そのピロリ菌を除去する働きがありますので、
胃がんを予防してくれるのです。
さらに、スルフォラファンは解毒作用もありますので、
体内の発がん性物質を解毒し、
体外へ排出してくれる作用もあるのです。
スルフォラファンには肝臓にも良い?
スルフォラファンは様々な作用からがんを予防してくれますが、
スルフォラファンの働きはそれだけではありません。
先ほどスルフォラファンには、解毒作用があると言いましたが、
普段私たちの体の中で解毒作用を行っているのは肝臓です。
スルフォラファンは肝臓に代わって解毒をしてくれるので、
肝臓を休めることができるんです。
また、スルフォラファンは
アセトアルデヒドの代謝を促進する働きを持っています。
アセトアルデヒドは肝臓で
アルコールを分解する途中でできる物質で、
二日酔いや悪酔いの原因となる物質であり、
発がん性があります。
アセトアルデヒドの分解を促進することで、
肝臓の働きを助けますし、二日酔いや悪酔いの予防ができ、
さらにはがんの発症リスクを下げることができるんです。
さらに、脂肪肝の人に
スルフォラファンのサプリメントを飲んでもらったら、
肝機能の数字が大幅に改善したという研究結果もあるんです。
これからは、お酒のおつまみには
スルフォラファンが含まれるブロッコリーを
食べると良いかもしれませんね。
スルフォラファンを取るならスプラウト!
このようにたくさんの健康効果があるスルフォラファンは、
ブロッコリーに含まれる成分です。
そのため、スルフォラファンを摂ろうと思ったら、
ブロッコリーを食べると良いですが、
より効率よくスルフォラファンを摂取するには、
一般的なブロッコリーではなく、
新芽(スプラウト)を食べましょう。
ブロッコリーのスプラウトには、
普通のブロッコリーに比べてスルフォラファンが
なんと20倍も含まれているんです。
ただ、スルフォラファンは
水に溶けやすい性質を持っていますので、
生で食べるか、さっと茹でて食べると良いでしょう。
ブロッコリーにはスルフォラファンだけでなく
βカロテンやビタミンB、ビタミンC、ビタミンK、葉酸、
鉄分、カルシウム等が含まれていますので、
ブロッコリー、特にスプラウトを食べて健康になりましょう!