5月から熱中症予防の身体作りを始めましょう。熱中症予防の基本は、水分補給です。
暑さ指数って何?
環境省は、例年よりも3週間前倒しして、
5月13日から暑さ指数(WBGT)の情報提供を始めました。
暑さ指数とは、熱中症予防の目安となる指数のことで、
世界各国で使われています。
暑さ指数は、「湿度」、「輻射熱」、「気温」の3つを
取り入れた指標のことで、湿度や輻射熱も含まれているため、
熱中症になりやすい環境かどうかを判断することができます。
この暑さ指標は、環境省のホームページで確認する
ことができますし、6月からはメールでの情報配信サービスも
行う予定になっています。
熱中症予防をする時期は?
熱中症というと7~8月に起こる病気というイメージがあり、
前倒ししてまで5月から暑さ指数の情報提供を始める必要は
ないのではないか?と思うかもしれません。
でも、5月から熱中症予防を呼びかけるには、
ちゃんとした理由があるのです。
例年5月から、各地で30度以上の真夏日になる日が
出てきますし、気温の上昇に伴って、
5月から熱中症になる人も増えてきます。
5月でも気象条件や屋外での活動状況によっては、
熱中症になる条件が揃っているにも関わらず、
この時期はまだ熱中症への予防認識が薄く、
身体が暑さに慣れていないため、
熱中症になる人が増えているのです。
そのため、熱中症予防は7~8月の真夏だけでなく、
5月からしっかりとした予防対策を始めておく必要があります。
5月に始める熱中症予防の身体作り
汗は、身体の熱を外へ発散させる働きが高く、
汗をかくことで人間は、体温調節をしています。
5~6月は、身体が熱さに慣れていない時期です。
そのため、身体の発汗機能がうまく働かず、
暑い日でも汗をうまくかくことができず、
身体に熱が篭ってしまいます。
熱中症に強い身体を作るために、
汗をかきやすい身体作りを始めましょう。
汗をかきやすい身体作りのためには、
ウォーキングがおすすめです。
特に、5~6月は朝晩が涼しいですから、
その時間帯にウォーキングをして汗をかくようにすれば、
熱中症の危険も少なく、汗をかきやすい体作りを
することができます。
しっかり汗をかくことを意識したウォーキングを毎日すれば
2週間程度で暑さに強い体質になると言われています。
熱中症予防の基本は、水分補給
夏になると、積極的に水分補給をする人も、
5月ではそれほど水分補給をしないこともあると思います。
でも、熱中症予防の基本は、水分補給です。
「のどが渇いた」と思った時には、既に脱水症状が
始まっていますので、のどが渇く前に
こまめに水分補給をするようにしましょう。
特に運動時や屋外でのレジャーの時などは、
思っている以上に、身体の水分が失われていますので、
注意が必要です。
暑さに強く汗をかきやすい身体作りとこまめな水分補給で、
熱中症を予防しましょう。