パソコン作業が原因?VDT症候群にある3つの症状を知り、予防をしよう。
現代病?VDT症候群とは
VDTとは、パソコンのディスプレイなどの表示機器のことです。
携帯電話やスマートフォンの画面やポータブルゲームなども
VDTに含まれます。
VDT症候群とは、このパソコンの画面など
VDTを使用した作業を長時間続けたことで、
引き起こされる様々な症状のことです。
長時間パソコンなどのVDT作業をする人の90%以上が、
何らかの症状を感じているVDT症候群であることが
厚生労働省の調査でわかっています。
仕事や生活の中で、パソコンが必需品になっていますので、
VDT症候群は現代特有の病気と言えるでしょう。
VDT症候群の症状は?
VDT症候群の症状は、目の症状、身体の症状、精神的な症状の
3つに分けることができます。
この3つの中でも、目の症状を訴える人が最も多くなっています。
目の症状には、眼精疲労やドライアイ、目の充血、
視力低下などがあります。
パソコンのディスプレイを長時間見続けるのは、
目を酷使することになり、瞬きの回数が減るため、
このような症状が出てきます。
身体の症状は、首や肩、腰の痛みやコリなどが現れます。
長時間パソコンの前で、同じ姿勢のまま作業を続ける事が原因です。
精神的な症状には、抑うつ症状や食欲減退などがあります。
パソコンの作業をしていると、
情報処理や作業に正確さとスピードを求められます。
また、同じ環境で長時間の作業をしていることで、
精神的に負担がかかってくるのです。
また、これらの3つの症状は関連性が深く、
肩や首のコリから眼精疲労が出てきたり、
目や身体的症状がひどくなることで、精神的な症状が悪化したり、
1つの症状がほかの症状を招いたり、
悪化させることが多くなっています。
VDT症候群を予防するためには
VDT症候群にならないためには、パソコン作業など
VDT作業の時間を短くすることが最も効果的ですが、
仕事でのパソコン作業が必要な場合、
作業時間を短くするなんてできませんよね。
では、パソコン作業をしつつ、
VDT症候群を予防する方法をご紹介します。
まずは、仕事環境を見直してみましょう。
パソコンのモニターとの距離や
モニターの明るさは適正ですか?
モニターと目の距離は、40センチ以上は離すようにして
モニターの明るさは室内の明るさと同程度にしましょう。
このようなちょっとした工夫をするだけで、
目の疲れは、かなり軽減されますよ。
また、作業する姿勢にも気をつけましょう。
椅子に座って、パソコンに向かった時、
どこか無理な姿勢にはなっていませんか?
腰や肩、肘などに負担がかかっているなら、
椅子の高さや机との距離などを調節する必要があります。
VDT作業中は、1時間に10分前後の休憩を取るようにしましょう。
その時に、目薬を使ったり、遠くを見るようにするなど
目を保護を心がけ、軽くストレッチをすることで、
首や肩、腰のコリも楽になるでしょう。
現代病とも言えるVDT症候群は、
ちょっとした工夫で予防することができます。
仕事や生活に必要不可欠なパソコンを快適に使うためにも
VDT症候群予防を実践しましょう。