沖縄県民は胃が丈夫!沖縄の生活に隠された秘密は、食習慣とスローライフにあった。
沖縄県民は胃が強い!
厚生労働省や総務省の様々な調査から、
沖縄県民は胃が丈夫であることがわかりました。
胃ガンでの死亡者数は、
47都道府県の中で男女とも沖縄県が断トツの最下位で、
最も胃ガンでの死亡者数の多い秋田県と比べると、
10万人当たりの死亡者数は4分の1以下でした。
また、沖縄県は胃腸薬の売り上げが
日本一少ないこともわかっています。
胃が丈夫である条件には、胃のぜん動運動が活発であることと
胃酸の分泌が多いことがありますが、
兵庫医科大学病院の三輪医師が、沖縄県民の胃を調査した結果
東京都民と比べて沖縄県民の胃のぜん動運動は活発であり、
胃酸の分泌も基準値を超える量だったことが判明しました。
統計結果からだけでなく、実際に行った胃の検査からも、
沖縄県民の胃は丈夫であることが証明されたのです。
沖縄県民の胃はカツオだしが守っていた?
沖縄県というと、泡盛が有名ですよね。
沖縄県の一人当たりのアルコール消費量は、
全国第3位ですので、酒豪の県と言えます。
アルコールを飲みすぎると、胃の粘膜を刺激して、
アルコール性胃炎を引き起こします。
これを考えると、アルコール消費量第3位の沖縄県は、
胃が丈夫とは言えないはずですよね。
でも、アルコール消費量が多くても、それ以上に
胃を守るための秘訣が沖縄県民の生活には隠されているのです。
三輪医師によると、沖縄県民の胃を守っているのは、
沖縄独特の食習慣ではないかとのことです。
沖縄料理に良く使われるのは、カツオだしです。
沖縄料理は、味付けとしてカツオだしを使うことが非常に多く、
塩や醤油などは自然に控えめになるのです。
塩分を取りすぎると、
胃を守る粘液の分泌を阻害しますので、
胃を荒らす原因になりますが、
沖縄料理を食べていれば、塩分控えめになり、
伝統的な食文化が胃を保護していることになります。
沖縄のスローライフも関係している?
三輪医師は、沖縄の生活習慣も胃の丈夫さに関係しているのでは、
と指摘しています。
沖縄の生活は、本土の生活よりも時間に終われず、
ゆったりしているスローライフが特徴です。
スローライフの中で暮らしていけば、
自然とストレスに接する機会も減ります。
ストレスがかかると、胃の血流が悪くなり、
結果として胃を荒らすことになりますので、
ストレスが少ない沖縄の生活が、
沖縄県民の胃を守っていると考えられるのです。
現代人は、食習慣や生活習慣の乱れ、ストレスなどにより
胃に問題を抱えている人が多いのですが、
自分の胃を守るために「塩分控えめ」、「ストレスが少ない」
という沖縄の生活習慣を見習って、
できるところから生活習慣を改善してみませんか?