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熱中症予防のための水分補給。その種類と正しいタイミングを知ろう。




熱中症患者が増える季節

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全国的に梅雨入りしていますが、今年の梅雨は降水量が少なく
真夏日になるような暑い日が続いていますね。

この時期に30℃以上の真夏日になると、
まだまだ身体が暑さに慣れていないため、
熱中症になりやすく注意が必要です。

熱中症は、軽症のうちに適切な対処をすれば、
後遺症も残らずにすぐに回復しますが、
重症になるとICUでの集中治療が必要となり、
脳に重度の後遺症が残ったり、
最悪の場合は死に至ることもあります。

熱中症の恐ろしいところは、自分で気がつかないうちに、
症状が進行している場合があることです。

そのため、熱中症にならないための予防対策が、
非常に重要になります。

熱中症予防には水分補給を!

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熱中症予防に最も効果的なのは、水分補給です。

熱中症は、体内の水分が不足し、
脱水症状になることで悪化しますので、
水分補給をして脱水を防ぐ必要があります。

熱中症予防のための水分補給には、
好きな飲み物を自分の好きなタイミングで飲むよりも、
予防に効果的な飲み物やタイミングがあります。

まずは、水分補給のための飲み物の種類です。

汗をかくと、水分と一緒に塩分などのミネラル分も
不足しますので、水やお茶よりもスポーツドリンクや
イオン飲料が適しています。

スポーツドリンクは、糖分や塩分などが含まれていて、
体液の組成と近いため、体に吸収されやすいという
メリットがあります。

スポーツドリンクの吸収をさらに早めたい場合には、
市販のスポーツドリンクを2~3倍に薄めると良いでしょう。

また、飲み物の温度ですが、
冷たすぎると胃腸に負担をかけてしまい、
吸収が遅くなりますので、
常温もしくは8~13℃に冷やしたものを飲みましょう。

暑い時期は、冷たいビールで水分補給をしたくなりますが、
アルコールには利尿作用があり、
脱水傾向を悪化させてしまいますので、
熱中症予防には逆効果となりますので、絶対にやめましょう。

水分補給のタイミング

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次に、水分補給をするタイミングですが、
基本は「のどが渇く前に飲む」ことです。

「のどが渇いた」と感じる時には、
既に体の中の水分は不足しています。

暑い時期は、常にペットボトルや水筒などを持ち歩き、
こまめに水分補給をすると良いでしょう。

また、運動をする時は、運動前に水分補給をし、
運動中は15~30分毎に休憩をとり、
その度に水分補給を必ず行うようにしましょう。

飲む量の目安は、250ml前後です。

もちろん、のどが渇いたと思ったら、
その都度のどの渇きが癒えるまで、水分補給をしてください。

効果的な水分補給で、熱中症を予防し、
暑い夏を健康的に過ごしましょう。





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2013年7月10日 | カテゴリー:予防法

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