女性の多くが経験している生理不順。その原因と対策を知りましょう。
生理不順の実態
女性にとって、毎月やってくる生理は
とても身近なものですが、生理に関する悩みは
なかなか人に相談しづらいこともありますよね。
エムティーアイが運営する
女性のカラダとココロの健康情報サイト
「ルナルナ」が行ったアンケートで、
生理不順の実態が明らかなりました。
アンケートによると、生理不順の経験者は79.3%で、
約8割の女性が生理不順を経験していることが
わかりました。
具体的な症状は、
「予定日から7日以内のずれがあった」が30.9%、
「生理周期が不安定だった」が22.8%、
「生理が1回分来なかった」が13.5%となっています。
そのほか、「生理が8日以上続いた」、
「3ヶ月以上生理が来なかった」などの症状もありました。
また、生理不順だった時は、
「ストレスが溜まっていた」、
「疲れていた」と回答した人が多く、
精神的・身体的に疲れている場合に、
生理不順になる人が多いようです。
また、生理不順経験者で病院に行った人は26.8%のみで
行かなかった人は57.8%となっていて、
生理不順で病院を受診する人は少数派であることが
わかりました。
生理不順の原因は?
生理不順の原因は、ホルモンバランスの乱れです。
通常は、卵巣から女性ホルモンが出ることで
周期的に生理が来るのですが、卵巣機能が低下すると、
ホルモンの分泌量が少なくなるため、
月経不順が起こります。
卵巣機能が低下する原因には、
冷え性や生活習慣の乱れなどの他に、
卵巣脳腫などの病気もあります。
また、卵巣機能の低下以外に、
脳がストレスを受けることで、
卵巣へホルモン分泌の指令を出さなくなってしまうことでも
ホルモンバランスが乱れて、
生理不順が起こることがあります。
脳がストレスを受ける原因には、
過度のダイエットによる体重減少や激しい運動、
環境の変化、過度のストレスなどがあります。
上記のアンケートで、
精神的・身体的に疲れている時に生理不順になる
と答えた人が多いのは、
脳から卵巣への指令が出ていないからと考えられます。
生理不順の影響と対策
生理不順は、身体に何らかの異常があったり、
ストレスがかかっているという状態ですので、
放っておくと不妊症になったり、
病気が原因の場合は症状が悪化する可能性があります。
そのため、生理不順になったら、
まずは日常生活でできることを始めてみましょう。
日常生活でできる生理不順の対策は、
身体を温めて冷え性を改善することや
ストレスを溜めないこと、無理なダイエットは止めて、
健康的なダイエットを行うこと、
栄養のバランスの取れた食事をすることなどがあります。
大豆製品を食べて、
イソフラボンを摂取するのも良いですね。
もし、上記対策を行っても、
生理不順や無月経が3ヶ月以上続く場合は、
卵巣の疾患が原因のことも考えられますので、
婦人科を受診して検査を受けるようにしましょう。