健康に悪い低体温。低体温の原因と改善法について知りましょう。
低体温はこんなに怖い
あなたは自分の平熱が何℃か知っていますか?
日本人の平均体温は36.6℃と言われていますが、
あなたの体温はどのくらいでしょうか?
人間の細胞は37℃前後で最も活発に働くようにできています。
つまり、体温が37℃前後になると、
最も体調がよく健康的だということです。
この37℃という体温は体内の深部体温ですので、
私たちが体温計で測る体温は36℃台後半がベストと
言われています。
でも、平熱が36℃以下、35℃台という人もいますよね。
そういう人は要注意です!
低体温の人は、
それだけ体の細胞の働きが悪いということになります。
血行が悪くなって、生理痛や肩こりがひどくなったり、
疲れが取れなかったりすることもありますし、
体温が低くなると免疫力が低下します。
体温が1℃下がると、
免疫力は3~4割も低下するというデータがあります。
免疫力が下がれば、
それだけ風邪やインフルエンザなどにかかるリスクが
高くなるんです。
また、細胞の働きが悪く基礎代謝が下がりますので、
太りやすい体質にもなります。
低体温の原因=運動不足
では、低体温になる原因は何でしょうか?
低体温の大きな原因の1つは運動不足です。
運動不足になれば、当然筋肉量は低下しますよね。
筋肉を動かすと、熱を産生しますので体温が上昇します。
運動をすると、汗をかいて暑くなるのは、
筋肉が熱を産生したからです。
たとえ運動していなくても、日常生活を営んでいるだけで、
筋肉を動かしますので、体温は上がりやすくなりますので、
体温と筋肉量は深いかかわりがあります。
低体温や冷え性が男性よりも女性に多いのは、
筋肉量が関係しているからなんです。
もし、低体温でさらに運動不足だと感じたら、
負担にならない範囲で定期的に運動をして、
筋肉をつけるようにしましょう。
低体温の原因=睡眠不足
睡眠不足でも低体温になります。
人間の体温は、活動する昼に高めになり、
夜は体温が下がります。
これは、体内時計があるために、
自然とこういうリズムができているんです。
でも、睡眠不足だとこの体内時計が狂ってきます。
そうすると、体温が上がるはずの昼に
「まだ夜か」と脳が勘違いして、
体温が上がらずに低体温になってしまうことがあるんです。
低体温を予防するには、規則正しく質の良い睡眠が大切なのです。
低体温の原因=水の飲みすぎ
水を飲みすぎることでも低体温の原因になります。
健康のために、水をたくさん飲んでいる
という人も多いと思いますが、水をたくさん飲みすぎると、
体内の水分量が多くなります。
水は温まりにくい性質を持っていますので、
体内の水分量が過剰だと、体温が上がらなくなるのです。
また、塩分を取りすぎること、
体内に水分が貯留しやすくなりますので、
塩分のとりすぎにも注意したいですね。
たかが平熱が低い位でと思うかもしれませんが、
平熱が低いことで健康への悪影響が出てきますので、
運動、睡眠、食事に気をつけて、低体温を改善していきましょう。