咳が夜にひどくなる!簡単に咳を止められる方法を知っておきましょう。
なぜ咳は夜にひどくなる?
風邪を引いて咳の症状が出ている時、
昼間よりも夜にひどくなることが多いですよね。
夜寝ている時に突然咳き込んでしまい、
夜中に何度も起きてしまうということもよくあります。
なぜ、咳は夜にひどくなるのでしょうか?
それは、自律神経が関係しています。
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つがあります。
交感神経は興奮すると活発になる神経で、
副交感神経はリラックスすると活発になる神経です。
昼間は起きて活動していますので、
交感神経が活発になりますが、
夜間寝ている時はリラックスする副交感神経が活発になります。
副交感神経が活発になると、呼吸が穏やかになりますので、
気道が狭くなります。
健康な時は気道が狭くなっても息苦しさは感じませんが、
咳が出る時は気道が狭くなると、息苦しさを感じて、
咳がひどくなるんです。
温かい飲み物を飲む
では、咳を止めるにはどうしたら良いのでしょう?
咳を止めるには、温かい飲み物を飲むことが効果的です。
温かい飲み物を飲むと、加湿効果がありますので、
咳を和らげることができます。
咳をすると、喉が乾燥します。
そうすると、さらに咳がひどくなりますので、
水分を取って喉を加湿すると、
咳を止めることができるのです。
体が温まると、気道も広がりやすくなります。
冷たい飲み物を飲むと、気道がキュッと収縮しますので、
逆効果になってしまいますので、注意してください。
夜間はベッドサイドにポットや
保温力のある水筒にお湯を入れて、
咳で起きたらすぐに飲めるように用意しておきましょう。
その時は、抗菌作用や抗酸化作用のある
緑茶や紅茶がオススメです。
また、マスクをして寝ることでも、加湿効果を得られますので、
夜に咳で寝られない人は試してみると良いでしょう。
ハチミツを使う
咳を止めるには、ハチミツも効果があります。
アメリカのペンシルバニア州にある大学が
咳が出て眠れない子ども105人を対象に、
ハチミツの咳止め効果の実験を行ったところ、
ハチミツは咳止め薬と同じ位の効果があることが
わかったんです。
ハチミツにはグルコン酸などには、
炎症を緩和させる効果や抗菌・殺菌作用がありますので、
それが咳止めにつながったと考えられています。
抗菌・殺菌効果がありますので、
ハチミツを溶かした水をうがい薬として使うこともできます。
日本では、昔から大根をハチミツに漬け込んだものを
風邪薬の代わりとして用いていましたが、
大根には消炎作用がありますし、
ビタミンCもたっぷり含まれていますので、
それがハチミツとミックスされることで、
咳止めに効果があるんです。
咳がつらい時は温かい飲み物やハチミツを
試してみてはいかがですか?
それでも咳が止まらない時は、医療機関を受診してくださいね。