命を縮めるアルコール依存症。アルコール依存症になりやすい人はこんな人!
運動不足でリスク上昇
「アルコールを飲まずにはいられない」、
「自分の意思ではアルコールの量をコントロールできない」
というアルコール依存症ですが、
アルコール依存症の直接的な原因は、
習慣的なアルコールの摂取や摂取量の増加です。
でも、毎日飲酒をしている人が
全員アルコール依存症になるわけではありませんよね。
アルコール依存症になりやすい人は
どんな人かを知っておきましょう。
アルコール依存症のリスクが大きいのは、運動不足の人です。
アメリカのメリーランド州にある
ジョンズホプキンス大学ブルームバーグ公衆衛生学部が、
運動とアルコール依存症の関係について調査しました。
その結果、運動をほとんどしない人、
もしくは全くしない人は、定期的に運動をしている人に比べて、
84~88%の高確率でアルコール依存症を
発症しやすいことがわかったんです。
つまり、運動不足の人は運動をする人よりも、
約2倍もアルコール依存症なるリスクが高い
ということになります。
寝酒をすると依存症になりやすい
アルコール依存症になりやすい2つの原因は、寝酒です。
あなたは眠れないときに寝酒をしていないでしょうか?
寝酒をすると、確かに寝つきは良くなるんですが、
グッスリ眠れるというわけではなく、
むしろアルコールが体内から抜けると目が覚めてしまったり、
アセトアルデヒドの作用で眠りが浅くなってしまうのです。
そうすると、
「あれ?お酒を飲んで寝たのに、ぐっすり寝られない。
お酒の量が足りないのかな。」と思って、
寝る前に飲むお酒の量がどんどん増えていきます。
毎日飲酒をして、さらにその量が増加していけば、
アルコール依存症へ一直線です。
飲み始めの年齢やストレスも影響している
アルコール依存症になりやすいのは、
運動不足の人や寝酒をしている人ですが、
飲み始めの年齢やストレスもアルコール依存症に関係しています。
日本では飲酒は20歳になってからと法律で決められていますが、
実際には10代の頃から飲酒をしている人も少なくありませんよね。
10代はまだ脳が成熟していませんので、成人に比べると、
自分でアルコール量をコントロールしにくいですので、
自分の許容量を超えて、どんどんアルコール量が増えてしまい、
アルコール依存症になりやすくなります。
そして、ストレスを抱えていると、
そのストレスから逃げるため、
ストレスを忘れるためにアルコールを飲む人がいます。
そうすると、ストレスがあるからアルコールを飲む、
アルコールを飲んでもストレスは減らない、
またアルコールに逃げるという悪循環に陥ってしまい、
アルコール依存症になりやすいんです。
アルコール依存症になると、一生お酒を飲むことはできません。
お酒を楽しく飲むためにも、
定期的な運動をして、寝酒はやめて、
ストレスをアルコール以外の方法で発散するようにしましょう。
そして、お子さんがいる方は、
10代の頃からお酒を飲むことがないように、
お子さんの環境に注意してくださいね!