歴史上の偉人も片頭痛持ちだった?片頭痛の原因と対策を知ろう。
片頭痛の原因は?
現在、840万人以上の患者がいると言われている
片頭痛は、ズキンズキンと脈に合わせて痛みが出るため、
血管性頭痛とも呼ばれています。
この片頭痛は、CTやMRIなどの検査をしても、
特に脳内の病変は見当たらないのが特徴で、
脳内物質であるセロトニンが血管内で過剰に増減することで、
脳の血管が広がり、周りの三叉神経が圧迫されることが原因です。
セロトニンが増減する理由は、人によって様々で、
睡眠不足やアルコールの摂取、チョコレートやチーズなど
特定食品の摂取、ストレスや疲労などが引き金に
なることがあります。
女性の場合は、女性ホルモンであるエストロゲンの量が
変動するときに、セロトニンの量も不安定になるため、
排卵期や生理前に片頭痛が起こる人も多くいます。
また、人によっては光や天候がセロトニン量に
影響を及ぼすこともあるようです。
片頭痛持ちには、偉人が多い?
ズキンズキンと頭が痛む片頭痛ですが、この片頭痛は
才能を開花させるきっかけとなる可能性があることが
知られています。
歴史上の偉人には、片頭痛持ちの人がたくさんいるんですよ。
歴史上の偉人の中で、片頭痛持ちであったと言われている人には、
モーツアルトやベートーベン、ハイドン、ゴッホ、ピカソ、
ルイス・キャロル、夏目漱石、樋口一葉、芥川龍之介などの
芸術家たちがいます。
また片頭痛によって天候がわかり、それが理由で権力を持った
のではないかと言われている歴史上の人物もいます。
その人物とは邪馬台国の女王、卑弥呼です。
卑弥呼は、天気予報や正確な暦も確立されていない時代に、
片頭痛によって天候の変化を察知し、雨が降ることを
予言できたのではないかと考えられています。
確かに、天気予報がない時代に、雨の到来を予測したら、
民衆から祀り上げられ、大きな権力を持っても
不思議ではないですよね。
また戦国時代の織田信長も、片頭痛持ちで、
悪天候を予言でき、戦に生かしたと言われています。
片頭痛対策は?
いくら片頭痛が才能を開花させたり、天候を予言できる可能性がある
と言っても、片頭痛を持っている全ての人が、天才的な才能を開花
させられるわけではなく、頭痛に苦しむだけですので、
有効な片頭痛対策を知っておきましょう。
片頭痛対策は、普段からどんな時に症状が出るかを
覚えておくことです。
飲酒をした時、特定の食品を食べた時、寝不足の時などを
覚えておくと、今後の予防に有効に働きます。
特定の食品には、血管拡張作用のあるチョコレートやチーズ、
柑橘類、オリーブオイルなどがありますので、
これらを食べる時は、ちょっと注意してみましょう。
また、光によって片頭痛を起こす場合がありますので、
日差しが強い日は、サングラスや帽子で光を遮ることも有効です。
もし片頭痛が起きてしまったら、部屋を暗くして横になって休むと
症状が楽になります。
症状がひどい場合は、市販の頭痛薬を使っても良いでしょう。
もし、片頭痛が頻回に起こり、頭痛薬が手放せない場合は、
一度医療機関を受診することをおすすめします。