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増加するカンピロバクター食中毒の症状や予防法を知りましょう。




増加しているカンピロバクター食中毒

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気温が高くなると食中毒に気をつけなければいけませんが、
近年はカンピロバクターによる食中毒が増加しています。

1996年の食中毒は発生件数1位がサルモネラ菌、
2位が腸炎ビブリオ、3位が病原性大腸菌でしたが、
2014年は1位がカンピロバクター、2位がサルモネラ菌、
3位が病原性大腸菌となっているんです。

カンピロバクターによる食中毒が増えている原因として、
肉を生やきちんと加熱しない状態で食べる機会が増えたことが
挙げられます。

実際に、2016年にはイベントで
生の鶏肉のお寿司によるカンピロバクター食中毒が
集団発生したというケースが2件も報告されています。

カンピロバクター食中毒の症状は?

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カンピロバクター食中毒は、
潜伏期間が2~5日間と長いことが特徴です。

発症後は下痢や嘔吐、腹痛、発熱、頭痛、
倦怠感などの症状が現れます。

基本的には特別な治療をしなくても
1週間程度で自然に回復しますので、
重篤化したり死亡したりすることは稀です。

ただ、基礎疾患があったり、高齢だったり、
乳幼児の場合は、体力がなく抵抗力が弱いので、
重篤化することがありますので注意が必要です。

また、カンピロバクターに感染して治癒しても、
その数週間後にギランバレー症候群を発症することがあります。

ギランバレー症候群とは急性・多発性の根神経炎の1つで、
筋肉を動かす神経が障害されること
四肢に力が入らなくなる病気で、
重篤化すると呼吸筋も動かなくなりますので、
呼吸困難に陥ることもあります。

カンピロバクターからの
ギランバレー症候群発症の確率は0.1%程度ですので、
それほど高くはありませんが、
カンピロバクターの症状が治まった後に、
四肢が動かしにくい、しびれるなどの症状が出た場合は、
すぐに医療機関を受診しなければいけません。

カンピロバクター食中毒の予防法

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カンピロバクターは鶏肉や牛肉に付着していることが多いので、
しっかり加熱することで予防することができます。

カンピロバクターは75℃で1分加熱すれば、
不活性化することがわかっていますので、
しっかり加熱するようにしましょう。

また、カンピロバクターは
肉類の内部ではなく表面に付着いていますので、
牛肉のステーキをレアで食べる場合は問題ありません。

でも、ひき肉を使ったハンバーグなどは
中がまだしっかり加熱されておらず、
赤い状態だと、カンピロバクターに感染するリスクがありますので
ひき肉を使った場合は内部までしっかり加熱してください。

市販の鶏肉は約20%が
カンピロバクターに汚染されているという調査結果があります。

また、新鮮であれば安全というわけではありませんので、
肉類はしっかり加熱して食べるようにしてください。





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2016年6月3日 | カテゴリー:食生活

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