加齢臭に悩む20代が急増？生活習慣を見直して、加齢臭対策を行いましょう

加齢臭が発生するメカニズムは？

加齢臭は、男性は35～40歳から、
女性は閉経後から強くなってくるのですが、
特に男性は女性よりも、加齢臭がきつい傾向にあるため
加齢臭に悩んでいる男性は多いのではないでしょうか？

加齢臭は、なぜ発生するのでしょう？

加齢臭の原因は、ノネナールという物質です。

このノネナールは、2000年に資生堂リサーチセンターの
土師博士らにより発見された物質で、
ノネナールが発見されたことにより、
それまで原因不明だった加齢臭のメカニズムが
判明しました。

年を取ると、体が老化してきますよね。

老化＝酸化ですので、体のいたるところで
活性酸素が原因の酸化が進みます。

パルミトレイン酸は、
体の脂肪組織に含まれる不飽和脂肪酸のことですが、
このパルミトレイン酸が活性酸素により酸化すると、
加齢臭の原因であるノネナールが発生するのです。

若年層でも加齢臭に悩む人が増加中

最近、20代でも加齢臭に悩む男性が増えています。

これは、パルミトレイン酸が体内に増えている若者が、
急増しているということです。

パルミトレイン酸は、不飽和脂肪酸の一種ですので、
脂肪分の多い食事や肉類中心の食事を取ると
増加しますし、ストレスや睡眠不足、
喫煙習慣でも分泌量が増えることがわかっています。

不健康な生活をしていると、増加するということですね。

動脈硬化や糖尿病、脂質異常症などの生活習慣病と
加齢臭の発生メカニズムは、非常に似ているんです。

生活習慣病は、コレステロールや中性脂肪が
血管内で酸化することで進行しますし、
加齢臭はパルミトレイン酸という不飽和脂肪酸が
酸化することで発生します。

つまり、若いのに加齢臭がきつくなっている人は、
老化が早く進むと同時に、生活習慣病も
進行している可能性が高いということです。

有効な加齢臭対策とは？

加齢臭は、
他人に不快な思いをさせてしまうものですので、
加齢臭対策はしっかりと行いたいですよね。

加齢臭対策は、清潔にしておくことです。

汗をかいたり、不潔な状態だと、
臭いが悪化してしまいます。

毎日入浴し、清潔な衣服を身に着けましょう。

特に、夏の時期は汗をかきやすいですので、
汗対策も一緒に行うと良いですよ。

また、生活習慣の見直しも必要です。

脂肪分の多い食事や肉類中心の食事は、
加齢臭の原因となりますので、栄養のバランスの取れた
ヘルシーな食生活に変えましょう。

またビタミンCやビタミンEには、
抗酸化作用がありますので、
積極的に取ることをおすすめします。

また、規則正しい生活をし、
ストレスを溜めないことも重要です。

加齢臭を気にするあまり、
香水を多量につける人がいますが、
これは加齢臭と香水の臭いが混ざってしまい、
逆効果になりかねませんので、注意してくださいね。