世界で最も肥満が少ない国、バンクラデシュの生活スタイルとは?
最も肥満が多い国と少ない国
「英デイリーメール紙」で世界肥満ランキングが発表されました。
肥満大国というと、
アメリカが一番最初に思い浮かぶかも知れません。
でも、そのアメリカは世界第2位でした。
日本は、100位以下の圏外です。
では、世界で最も肥満が多い国はどこでしょう?
答えは、中東の国クウェートです。
中東の国に、肥満が多いというイメージはないので、
ちょっと意外かもしれませんね。
クウェートに肥満が多い理由として、肉や甘いものを好んで食べ、
ファーストフードも食べる機会も多いこと、
伝統的に肥満が美しさを表すものになっていること、
気温の高い国のため屋内での労働が多く、
屋外での肉体労働は
外国人労働者が担っていることなどが挙げられます。
世界で最も肥満が少ない国は、
南アジアの国バンクラデシュです。
バンクラデシュは、世界最貧国のひとつなので、
食生活が先進国と比べて貧しいという理由もありますが、
そのほかにも生活スタイルや食習慣の中に、
肥満防止の秘密が隠されています。
肥満が少ない理由=香辛料たっぷりの食習慣
バングラデシュの食習慣は、香辛料をたっぷり使います。
インドに近いですので、インド料理のような
カレー風味の料理を思い浮かべると良いでしょう。
カレーに欠かせないといえば、香辛料です。
香辛料は、
漢方薬のような役割があるって知っていますか?
カレーの風味の元であるクミンやコリアンダーは、
消化促進効果がありますし、
辛味の元である唐辛子には脂肪燃焼効果が、
チャイ(ミルクティー)に使う
生姜やシナモンには発汗作用があります。
毎日の食習慣の中に、
デトックス効果やダイエット効果があるんですね。
肥満が少ない理由=ラマダーン(断食)
バングラデシュは、
国民の80%がイスラム教徒の国です。
イスラム教には、ラマダーン月があります。
このラマダーン月の1ヶ月は、
日の出から日没まで飲食を断たなければいけません。
半日だけプチ断食を
1ヶ月間毎日行っているようなものです。
ダイエットや健康に良いため、
日本でもプチ断食がブームになりましたよね。
プチ断食をすると、
老廃物を排出するデトックス効果により、
脂肪を燃焼させやすい身体になったり、
むくみが取れたり、便秘解消などの効果があります。
バンクラデュの生活を取り入れてみよう
肥満は、生活習慣病の大きな原因のひとつです。
健康のためにも、ダイエットのためにも、
バングラデシュの食習慣や生活スタイルを、
日常生活の中に取り入れてみましょう。
例えば、食後のコーヒーを
ジンジャーティーに変えてみる、
唐辛子を使う料理を作る時は、
いつもより少しだけ唐辛子の量を
増やしてみるなどはいかがでしょうか?
また、胃腸が疲れていると感じたときや
むくみが出ている時に、
半日プチ断食をして
身体をリセットしても良いでしょう。
ただ、プチ断食をする時は、
脱水症状にならないように、
水分はしっかり補給して下さいね。