そのひどい肩こりは、頚肩腕症候群かもしれません!放っておくのは危険です
肩の痛みは頚肩腕症候群かも?
肩こりに悩んでいる人は多いですよね。
ただの「凝り」ならまだ良いのですが、「凝り」を通り越して
痛みを感じている人はいないでしょうか?
痛いほどの肩の凝りがある人は、頚肩腕症候群かもしれません。
頚肩腕症候群とは、首や肩、腕にかけての強い凝りや痛み、
痺れなどの症状があり、
はっきりとした診断が付かない病気の総称です。
頚肩腕症候群の主な症状は、肩や首の凝り、
首から背中にかけての筋肉の張り、腕の筋肉がだるさや痛み、
腕や手の冷感、手の力が入りにくい、
手や指の痺れ、頭痛、めまいなどがあります。
頚肩腕症候群の原因は?
頚肩腕症候群の原因は、
首や肩、腕に過度の負担がかかることです。
重いものを持つなどの疲労だけでなく、
長時間のデスクワークで筋肉が凝り固まることでも起こります。
さらに、脳の慢性的疲労も頚肩腕症候群を悪化させます。
そして、ストレスも頚肩腕症候群の悪化させる要因です。
仕事量が増えた、営業成績を上げるように
上司から圧力をかけられているなど仕事のストレスが増えると
頚肩腕症候群が一気に悪化することもあるんです。
「忙しいから」、
「ただのひどい肩こりだから」と思って放っておくと、
痛みがひどくなって仕事や勉強に集中できなくなりますし、
手や指の痺れが出てきて日常生活にも支障が出るようになります。
頚肩腕症候群の対策法
頚肩腕症候群の基本的な原因は、首や肩、腕への負荷ですので、
最も良い改善方法はその負荷をかけないようにすることです。
デスクワークなどで負荷をかけている人は、
思い切って有給を使って休むようにしましょう。
首や肩、腕への負荷がなくなるだけでなく、
仕事のストレスからも解放されて、
それまでの痛みがウソのように消えてしまうこともあります。
ただ、休みたい気持ちはあるけれど、
そんなに簡単に有給休暇なんて取れないのが現実ですよね。
休みたい時に休めていたら、
頚肩腕症候群なんてならないものです。
そういう時は、
デスクワークは1時間に10分程度の休憩を入れる、
首や肩、腕のストレッチをこまめに行う、
正しい姿勢を保てるように椅子や机の高さ、
パソコンの位置を調整する、1日1回はリラックスタイムを作る、
マッサージに行って体のメンテナンスをこまめに行うなどして、
頚肩腕症候群が悪化しないようにしましょう。
もし、痛みがひどい時、一気に悪化した時は、
頚肩腕症候群ではなく、
頚椎椎間板ヘルニアや胸郭出口症候群などの病気が
隠れている恐れがあります。
そういう時は我慢せず、早めに整形外科を受診し、
検査を受けるようにしましょう。