お酒を飲んだ後はどうする?飲酒後の正しい行動を知りましょう。
お酒の締めに炭水化物は止めておこう
お酒は「百薬の長」と言われていますので、
適量であれば健康的に問題はないのですが、
お酒を飲んだ後に正しい行動をしないといけません。
いくらお酒を適量に留めておいたとしても、
お酒を飲んだ後の行動を間違えば、健康に悪いですし、
最悪の場合は命に関わることになるんです。
お酒の後の正しい行動の1つ目は、
お酒の締めを食べないことです。
お酒を飲んだ後にラーメンやお茶漬けなどを
食べたくなることがありますよね。
居酒屋の後にラーメン屋に直行するのが
習慣という人もいるでしょう。
でも、お酒の締めに炭水化物を取るのは止めましょう。
確かに、お酒を飲んだ後に
炭水化物を食べたくなるのは仕方がありません。
なぜなら、それは生理的なメカニズムだからです。
お酒は肝臓でアルコールを分解されますが、
その分解の過程で血液中の糖分が消費されて、
血糖値が下がるのです。
血糖値が下がれば、空腹感を覚えますから、
お酒を飲んだ後に締めのラーメンやお茶漬けを
食べたくなるのです。
でも、深夜にラーメンやお茶漬けを食べるとどうなるでしょう?
ラーメンのカロリーは1食500~800kcalあります。
油こってりのラーメンだったら、
1000kcalあるものあるでしょう。
お茶漬けは1杯約300kcalあります。
深夜にこれだけのカロリーを摂取したら、
これを消費しないまま就寝することになりますので、
そのカロリーがすべて脂肪に変わるんです。
しかも、お酒を飲んでいる時は、おつまみを食べていますよね。
おつまみは高カロリーですし、お酒もカロリーがあります。
その上でラーメンやお茶漬けを食べたら、
完全にカロリーオーバーになりますから、
肥満や糖尿病へ一直線となるんです。
浴槽に入るのはNG
お酒を飲んだ後に、アルコールを体内から出そうとして
長風呂に入る人がいますよね。
でも、お酒を飲んだ後に
浴槽にゆっくり入るのはおすすめできません。
お酒を飲んだ後は、シャワーをさっと浴びる程度で
入浴を済ませたほうが良いでしょう。
飲んだ後に入浴をすると、血行が良くなって、
血流に乗ってアルコールが全身に行き渡りますので、
酔いがさらに回ってしまうんです。
また、お酒を飲むと血管が拡張しますので、
一時的に血圧が下がっています。
そんな状態で入浴すると、血圧が乱高下しますので、
心臓に大きな負担をかけることになるんです。
さらに、お酒を飲んだ後は脱水になりやすいですので、
脳梗塞の危険も増します。
ですから、お酒を飲んだ後は、湯船に入らずに、
シャワーをさっと浴びるだけで
入浴を済ませるようにしてください。
水を飲んでから就寝
お酒を飲んだ後の正しい行動の3つ目は、
コップ1杯の水を飲んでから就寝することです。
アルコールには利尿作用がありますので、
お酒で水分を取ったとしても、それ以上に尿が出ることになり、
飲酒後は脱水になりやすいんです。
脱水の状態で寝たら、脳梗塞のリスクが上がりますので、
必ずコップ1杯のお水を飲んで、
水分補給をしてから就寝するようにしてください。
また、のどが渇いたと思って起きたら、
すぐに水分補給できるように、
ベッドサイドにペットボトル等で
水を用意しておくと良いでしょう。
お酒は飲み過ぎないことも大切ですが、
飲んだ後には正しい行動をすることも大切です。
お酒を飲んだ後は、
締めの炭水化物を止める、湯船には入らない、
水をしっかり飲んでから寝ることを守るようにしましょう。