夏場にタイマー炊飯は、食中毒に注意!見落としがちな炊飯器内の雑菌。
暑い時期は、食中毒に注意!
全国的に梅雨の時期に入り、
ジメジメした季節になりました。
梅雨が明ければ、一気に気温が上がり、
暑い夏がやってきます。
この季節に注意しなければいけないのが、食中毒です。
冬は、ノロウイルスによる食中毒が流行しますが、
夏はウイルスではなく細菌が原因の食中毒が
起こりやすい時期です。
夏の食中毒の原因である細菌には、
ブドウ球菌やボツリヌス菌などがありますが、
重症化しやすいカンピロバクターやO-157・O-111などの
腸管出血性大腸菌もありますので、注意が必要です。
夏に食中毒が多い理由は、高温多湿の環境で、
食中毒の原因となる細菌が増殖しやすいからです。
夏場の食中毒予防のために、
調理時の衛生面には特に注意を払いましょう。
また、肉や魚類はしっかり加熱することも重要です。
見落としがちな炊飯器内の雑菌
夏場は、買ってきた食材をすぐに冷蔵庫に入れたり、
調理器具はこまめに洗って、熱湯消毒をする、
新鮮な食材を使うなど、
食中毒予防に注意している人も多いと思います。
自分では、食中毒予防を徹底しているつもりでも、
意外に見落としがちなのが、炊飯器です。
普通に炊飯する時には、
それほど注意する必要はないのですが、
気をつけなくてはいけないのが、
タイマー炊飯機能を使う場合です。
朝出かける前や就寝前に、
タイマー炊飯機能を使うことはよくあると思います。
仕事から帰ってきてからご飯を炊くのは面倒ですし、
朝食は炊き立てのご飯を食べたいですよね。
そんな時に便利なのが、タイマー炊飯なのですが、
夏場のタイマー炊飯は注意が必要です。
10時間後に炊き上がるように設定すると、
約10時間は常温の水の中に、
お米が浸っている状態ですよね。
夏は室温も高いですから、炊飯器の中は、
食中毒の菌が好む高温多湿環境になっているのです。
炊飯器での食中毒を防ぐには
そのため、タイマー炊飯をセットする時は、
炊飯用の水を氷水にして、
炊飯器内の温度が上がらないようにする工夫が必要です。
また、タイマーの使用が10時間以上の長時間になる時は、
真夏の場合、タイマー炊飯をするのは
止めておいたほうが安全です。
それでも、仕事が忙しくて、朝や帰宅後に改めて炊飯器を
セットする時間がないという場合は、
冷凍ご飯を使うことをおすすめします。
時間がある時に、炊き立てのお米をラップに包んで、
冷凍にしておけば、炊き立てと遜色のない
おいしいご飯が食べられますよ。
タイマー炊飯機能はとても便利ですが、
それで食中毒になってしまっては、意味がありません。
また、炊飯後に余ったご飯は、炊飯器に入れたままにしておくと
夏場はすぐに傷んでしまいますので、すぐに冷蔵庫に入れるか、
冷凍庫で保存しましょう。