スマートフォンの使いすぎで、抑うつ症状に?スマホ症候群の恐ろしさとは?
スマホ症候群とは?
ここ2~3年でスマートフォンは一気に普及して、
10~20代ではスマートフォンの保有率が
ガラケーの保有率を上回っています。
しかし、このような背景の中で、
スマホ症候群が増えているってご存知ですか?
スマホ症候群とは、スマートフォンを
長時間使いすぎることにより、
身体に様々な症状が現れることです。
スマホ症候群の症状には、
「スマホ肘」や「ストレートネック」があります。
スマホ肘とは、
スマートフォンを長時間操作することが原因で、
手首や肘が不自然な位置で固定されてしまい、
過度の負担がかかることで、
痛みや痺れが生じることです。
スマートフォンを操作する時に、
手首や肘に痛みを感じる場合は、
スマホ肘になっているかもしれません。
また、スマートフォンの画面を長時間見続けることで、
首が前傾し、首の自然なカーブが失われてしまい、
首が真っ直ぐになってしまう
「ストレートネック」を生じることもあります。
ストレートネックは、首や肩に過度の負担がかかるため
肩こりや首の痛みが出てきます。
また、肩や首の血流が悪くなることで、
頭痛やめまいの原因にもなるのです。
スマホで抑うつ症状も!
スマホ症候群になると、
手首や肘、肩などの痛みだけではなく、
抑うつ症状を引き起こすこともあります。
上記のストレートネックを生じると、
首にある自律神経を圧迫して、
自律神経のバランスが乱れてしまいます。
この自律神経の乱れによって、抑うつ症状が出たり、
パニック障害や慢性疲労症候群になるのです。
スマホは美容にも悪い?
ドクターシーラボの「顔のたるみ研究所」所長の
井関氏によると、スマートフォンを操作する姿勢が悪いと
「自分の筋肉がほおの下の皮膚を下に引っ張る力」と
「重力」の2つの力が働くことにより、
顔のたるみを生じやすくなるそうです。
「自分の筋肉がほおの下の皮膚を下に引っ張る力」とは
顎を突き出しながら下を向いていると、
ほおの下から伸びる広頸筋によって、
ほおの皮膚が下に引っ張られるものです。
「重力」は、常に下を向いてスマートフォンを操作すると
重力でほおが下がりやすくなるということですね。
スマホ症候群の予防
スマホ症候群の危険度チェックをしてみましょう。
①スマートフォンを1日5時間以上使っている。
②猫背気味である。
③肩こりや首こりがひどくなった。
④上を向くと、首に違和感がある。
⑤ドライアイである。
上記5つのうち2つ以上当てはまる人は、
スマホ症候群になっている可能性があります。
スマホ症候群を予防するには、
スマートフォン使用の時間を短くすることと
使用時の姿勢に気をつけることです。
「KIZUカイロプラクティックグループ」
代表院長の木津直昭先生によると、
スマートフォン使用時の正しい姿勢とは、
「スマートフォンを持つ手の肘の角度は90度、
そして反対の腕をスマートフォンを
持つ手の肘の下に入れる」ものです。
このようにすると、
スマートフォンの画面が目と同じ高さに来ますし、
背筋も伸びますので、
スマホ症候群を予防することができるでしょう。