美味しい果物にも毒がある?健康に悪い成分が含まれる果物を知りましょう
インドの奇病はライチが原因?
インドの北東部にあるビバール州ムザッファルプルで、
小児を中心に原因不明の脳疾患が出ています。
この脳疾患は、脳卒中や精神状態に異変が見られ、
低血糖症になるなどの症状が現れていますが、
患者の子どもたちの髄液検査の結果、
日本脳炎や西ナイル熱などの細菌性、
ウイルス性疾患は否定されています。
地元の医療機関によると、
2013年は133人がこの脳疾患の症状が現れ44%が死亡、
2014年は390人で31%が死亡したとのことです。
このインド北東部の奇病の原因を、
アメリカの疾病対策センター(CDC)は、
ライチに含まれる有害物質が原因ではないかと指摘しています。
患者の増加時期とライチの収穫時期が同じであること、
この病気の子どもは健康な子どもに比べて
ライチの果樹園で2倍以上の時間を過ごしていたこと
などがわかっています。
また、ライチの種に含まれる
メチレンシクロプロピルグリシン(MCPG)化合物は、
動物実験で低血糖症状を引き起こすことがわかっています。
まだこのインド北東部の脳の奇病の原因が
ライチと断定されたわけではありませんが、
この奇病の原因がわかるまで、
小さな子どもがライチを食べるのは
注意したほうが良いのかもしれません。
青梅には毒がある
健康に悪い成分が含まれている果物は、
ライチだけではありません。
青梅を食べると、中毒症状を引き起こすというのは、
よく知られていますよね。
熟していない青梅には、
アミグダリンという成分が含まれています。
アミグダリンは、
体内に入ると青酸という毒に分解されるんです。
青酸は頭痛やめまい、痙攣、呼吸困難などを引き起こします。
青梅に入っているアミグダリンの量では、
それほど深刻な症状は起こりませんが、
身体の小さなお子さんが食べると、危険なこともあります。
青梅は初夏に八百屋さんで梅干や梅ジュース、
梅酒用などで売られていますし、
お子さんが知らずに口にすることも考えられますので、
十分に注意してください。
マンゴーはかぶれに注意!
ここ10~15年ほど前から、南国のフルーツであるマンゴーも
日本のスーパーで購入することができるようになりましたよね。
好きな果物はマンゴーという人もいるのではないでしょうか。
でも、マンゴーも健康に良くない成分が含まれているんです。
その成分は、マンゴールという
接触性皮膚炎の原因になる物質です。
このマンゴールは、漆に含まれるウルシオールに似た成分で、
顔のかゆみや唇に小さな水疱が出現する原因になります。
唇に小さな水疱ができると、
口唇ヘルペスと勘違いすることも多いのですが、
実はマンゴーによるかぶれが原因ということもあるんです。
マンゴーは一度にたくさん食べ過ぎないほうが良いでしょう。