インフルエンザ予防には舌のケアが重要。舌スクレイパーが注目されています
日本国内だけで、年間1万人の生命を奪っている伝染病とは?
私達の身近にある病気で、
毎年1万人以上の人間の命を奪っている伝染病があるのを
皆様はご存じですか?
こんな風に書くと、一瞬ギョッとしますよね。
そんな伝染病が流行しているの?と思っちゃいます。
でも、その伝染病とは、毎年冬には、
その名前を聞く「インフルエンザ」の事なのです。
インフルエンザは、抵抗力の弱い老人や幼児には、
大きな脅威になる伝染病で、
毎年平均して1万人が、
インフルエンザを原因として、命を失っているのです。
さらに昔には、スペイン風邪などという
インフルエンザが大流行し、
全世界で数千万人の命を奪った事もあります。
風邪と同一視されがちですが、
インフルエンザは急激な発熱と
平熱を繰り返す特徴があり、風邪とは異なります。
インフルエンザの新常識、うがいにプラスで舌磨き
このインフルエンザに対する対抗策としては、
以前から、うがいと手洗いが有名でした。
しかし最近では、それ以上に、
お口の中のケアが重要であるという事が分かってきました。
この事はデイケア施設や、
老人ホームのようなお年寄りが多く利用する施設で、
ハミガキが徹底されている事で分かります。
インフルエンザばかりでなく、味覚にも影響する舌スクレイパー
このインフルエンザの予防として、
注目されているのが、舌スクレイパーです。
もう少し平たく言えば、舌磨きの事ですが、
2000円程度で購入できる
Uの字をしたハミガキ器具です。
使い方は、折り曲げたUの字部分で、
舌の表面をこすり取るだけですが、
びっくりする程に食べカスが取れます。
インフルエンザウィルスは、
舌の表面のような普段は
ハブラシを掛けない部分でも繁殖しますので、
定期的に舌スクレーパーを掛けて、
口の中をサッパリ、清潔にしておきましょう。
舌をケアすると
インフルエンザ予防になるばかりではなく、
ご飯が美味しくなり、同時に口臭も防ぐ事が出来ます。
使い過ぎには注意が必要な舌スクレイパー
このように舌スクレイパーは、
口の中をキレイにするのに最適ですが、
使い過ぎには注意が必要です。
というのも、舌というのは、かなりデリケートで
何度もしつこく、スクレイパーを掛けると、
舌の表面に傷がついて出血する可能性が
あるからです。
そうなると、傷口から雑菌が侵入して、
口臭がかえってひどくなる場合もあるのです。
また、味覚を感知する
「味蕾(みらい)」に傷がつくと、
味覚に障害が出てしまう恐れがあるのです。